音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
地球を守る「日本スペースガード協会」 ロシアの隕石落下を語る

地球を守る「日本スペースガード協会」 ロシアの隕石落下を語る

J-WAVE土曜の番組「DOCOMO TOKYO REMIX ZOKU」(ナビゲーター:山田五郎
中川翔子)のワンコーナー「今週の極み」。3/23のオンエアでは、日本スペースガード協会理事長の高橋典嗣さんがゲストに登場しました。

日本スペースガード協会とは、宇宙から地球を守ることを目的とした協会で、地球に衝突する可能性のある天体を見つけた場合、いつどこに落下してくるのかを計算します。10メートルより小さい天体は大気圏に突入した際に粉々に粉砕して隕石として落下するそうなのですが、10メートルを超えるものだと大気圏に突入しても天体のスピードでそのまま激突するので地球の環境に被害を及ぼしたり、都市に衝突すれば壊滅する危険もあるのだとか。

同協会で天体を観測しているのは6名。岡山県の井原市美星町で夜から明け方まで365日観測を続けているそう。地球に衝突する可能性がある天体を発見した場合、そのデータをホームページで公開しています。

先月15日、ロシアに17メートルの隕石が落下したニュースは、隕石による被害として人類史上、最も大きなものだったことで話題となりました。

高橋さんによれば、事前に発見できなかった理由は、太陽の方向から来たことで、月でいうと「新月」の状態のようになってしまったため、事前に発見することが困難だったそうです。しかし、幸いなことに天体が大気圏に突入した角度が浅かったため、炎に包まれる時間が長くなり爆発して細かく砕けて落下したとのこと。もしも、直接17メートルの天体が落ちて来た場合は、200メートル以上のクレーターができ、周囲20キロ四方が壊滅的な被害を受けたことが予想されたそうです。

今回は運良く壊滅的な被害は免れましたが、地震と同じく警戒を怠らないようにしたいものですね。

【関連サイト】
「DOCOMO TOKYO REMIX ZOKU」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyoremix/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。