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ブログでの批判も御法度 シンガポールの厳しい報道規制とは

J-WAVE金曜の番組「~JK RADIO~ TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。5/3のオンエアでは、海外の番組通信員に国際電話を繋いで、報道規制について聞いてみました。

ジャーナリストによる非政府組織「国境なき記者団」。この記者団が公表している「世界の報道の自由度指数」という指標があり、日本の昨年度のランクは、震災後の原発事故に関する情報アクセスに問題があるなどで、前年の179カ国中22位から53位に急落したそうです。海外ではどうなのでしょうか?

たとえば、シンガポール。報道の自由度指数は179カ国中149位で、厳しい報道規制があるそうです。ゴミのポイ捨てやチューイングガムの罰金は有名ですが、一党独裁の政府は国の隅々まで規制を行っていて、その1つに報道も含まれています。テレビ番組は生放送で見られるのはスポーツくらいで、新聞でも国のイメージが悪くなるものは一切載せていないそうです。批判すると投獄や国外追放にされてしまい、ブログでの批判でも捕まってしまうとか。

この背景として、シンガポールは多民族、多宗教のため、人種や宗教の争いも許されないので、政府は国民の感情に火をつけないように規制をしているようです。

ちなみに、1963年にイギリスから独立して、たった数十年で経済大国にしたという政府に対する国民の信頼は厚く、番組通信員によれば「実際に生活しているとそれほど抑圧されている感じは受けない」といいます。「報道の自由」と一言でいっても、国が違えば事情も変わってくるのようですね。

【関連サイト】
「~JK RADIO~ TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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