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専門家が語る、意外と知らないFacebookの落とし穴

J-WAVE土曜の番組「KISS AND HUG」(ナビゲーター:SHELLY)のワンコーナー「KISS&HUG LOUNGE」。5/11のオンエアでは、『フェイスブックが危ない』の著者で、日本IBMのシニア・セキュリティー・アナリスト、守屋英一さんがゲストに登場しました。

現在、Facebookのユーザーは世界で10億人、国内では1382万人を超え、LINEは、サービス開始から1年7ヶ月で世界で1億人を突破。今年の1月で国内では4100万人を超え、日本では3人に1人が利用しているサービスとなりました。便利なこれらのツールですが、実は危険な落とし穴がたくさんあるそうです。

たとえば、Yahoo!の「リアルタイム検索」は、FacebookやTwitterで公開されている投稿が検索できるサイト。たとえば「客うざい」というワードを入れると、そのワードをつぶやいている投稿が一覧で表示されます。今までTwitterでは匿名でしたが、Facebookは実名で、さらに会社名や所属を登録していることもため、思わぬトラブルに発展する可能性があります。

SNSでの投稿は削除することができますが、投稿の履歴を残すまとめサイトや、アメリカではそのような個人の投稿や情報を売るサイトがあるため、一度発信された投稿は、インターネット上から消えることはないと考えた方がよいそうです。投稿する際は細心の注意が必要ですね。

Facebookの友達の登録解除は、相手には直接通知はされませんが、友達登録の解除をしたことを知らせるツールも存在しているため、それが原因でトラブルや殺人事件に発展したケースもあるそう。Facebookには「投稿やイイネ!などの無い方は、友達の登録を見直しさせて頂きます」と利用規約を書くなど、事前に告知しておくことで対策ができそうです。

また、パスワードの設定にも注意が必要。名前や誕生日などはもちろんですが、キーボード配列(一番上の列の並びや「zaq」「qwerty」など)に沿ったものは危険です。そしてパスワード情報を使い回さないことも重要だそうです。一カ所でパスワードが盗まれた場合、たとえばECサイトなどで買い物をしてお金にかえるなどの被害がでているので、パスワードは最後の一文字でもいいので変えることが大事だと守屋さんは話します。

「FacebookもLINEも人間関係の円滑油になるツール。何が問題かというとリスクを知らずに使うことが問題ですので、リスクを認識した上で上手に使うということを意識していただければと思います」(守屋さん)

これからFacebookやLINEを使おうと考えている人も、現在使用している人も、これらの危険性を知った上で、活用していきたいですね。

【関連サイト】
「KISS AND HUG」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/kissandhug/

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