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ポール・マッカートニー 二週間でクビになった仕事とは

J-WAVE日曜の番組「THE HUMAN」(ナビゲーター:西尾 由佳理)。歴史・文化・伝説を作ってきた人々をクローズアップし、その足跡と魅力に迫る同番組。5/19のオンエアでは、ビートルズのポール・マッカートニーを紹介しました。

本名は、ジェイムズ・ポール・マッカートニー。1942年6月18日に生まれたポールは、イギリス・リヴァプール出身。少年時代のポールは、どこにでもいるような平凡な子どもで、ビー玉遊びに夢中になったり、時には学校をサボッて家の近くの濁った川で泳いだり、近所の農園のリンゴを盗もうとして納屋に放り込まれたこともあったとか。

彼が14歳のとき、母が病気で他界。その悲しみを忘れる為か、それまで全く関心を持たなかった音楽に興味を持ちます。ポールが最初に持った楽器は使い古しの貰い物のトランペット。しかし「唇は痛くなるし、殴られたボクサーみたいな顔になるのが嫌だ」とギターに転向し、その虜になったそうです。

そして、スクールバスの中で同じロック好きのジョージ・ハリスンと出会います。当時、まだ映画館に入れない年齢だった二人は、幼さの残る顔に泥を塗って、中に潜り込んだこともあったそうです。その理由は、映画の挿入歌に使われていた『ロック・アラウンド・ザ・クロック』の噂を耳にして、どうしても聴きたかったからだとか。

その後、ジョン・レノンと出会い、ジョージを含めてバンド活動を開始。何度かのメンバー交代やバンド名の変更を経て、1960年にビートルズとして活動を始めますが、「バンドをやるのはいいが、お金にならないから、真っ当な仕事に就いてくれ」というポールの父の要望で、ポールは運送会社で働くことに。しかし、バンド活動との掛け持ちで睡魔に襲われ、トラックで眠りこけたりしたため、わずか二週間でクビに。その後、電気メーカーでコイルを巻く仕事を見つけるものの、工員の大半が一日に14個のコイルを巻くのに対して、ポールはせいぜい1個半しか巻けず、二カ月しか続かなかったといいます。

デビュー前のポールの意外な職歴。ポールの仕事が続かなかったからこそ、ビートルズという歴史に名を残すバンドが誕生したのかもしれませんね。

【関連サイト】
「THE HUMAN」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/human/

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