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タニタの次は病院食? 話題のホスピタルレシピ

J-WAVE朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。6/11のオンエアでは、今話題になりつつある「ホスピタルレシピ」がキーワードに。

少し前にはタニタ食堂のレシピ本が話題になりましたが、今熱い視線が注がれているのが「ホスピタルレシピ」、つまり病院食のレシピです。各病院が競うように病院食レシピ本を出版しており、健康志向の人の関心を集めているのだとか。

その背景には、近年の病院食の変化があるといいます。病院食レシピ本が話題の、せんぽ東京高輪病院・栄養管理室長の足立香代子さんに話を聞きました。

「病院食が薄味だというのは昔も今も変わらないのですが、今は薄くても美味しくする知恵が出てき始めているんです。たとえばお出汁をしっかりとるとか、香辛料をたくさん使うとか、そういったことをすることで薄くても美味しく食べられるようになってきました。それから食器は病院でも普通の陶器のもの、それもカラフルなものを使っています。色彩豊かなもので視覚にもうったえるようにしたんですね。それがまた美味しさにつながってきているんだろうな、とも感じています」(足立さん)

さらに近年の日本人の食生活の変化も、病院食ブームに影響を与えていると言います。

「日本の食生活もここ何十年かでずいぶん変わってきていて、アジアの料理がたくさん入ってきました。たくさん香辛料を使ったり、オリーブオイルを普通に使用したりするようになりました。今日本は、こうしたアジアやヨーロッパ、アメリカの良いところを取り入れようという時期に来ているのかなと感じています。グリーンカレーやフォーなど、アジアンフードを取り入れることで、料理の幅にも広がりが出てきました。そうしたものが病院の中にも自然に入ってきたというのがありますね」(足立さん)

確かに日常的にエスニック料理は食べられるようになりましたし、オリーブオイルは家庭で使用している人も多いのではないでしょうか。こうした一般の食生活の変化が、病院食の味の向上にもつながっていったようです。

健康志向と美味しさを両立させたホスピタルレシピ。今後、料理のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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