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亀田誠治、梅雨と音楽の関係語る

J-WAVE 昼の番組「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」(ナビゲーター:亀田誠治)。6/19のオンエアは、梅雨時のジメジメと音楽の関係について、音楽プロデューサーの亀田さんが話しました。

ジメジメした天気が続く梅雨の季節。実は、湿度が高くてイヤなのは人間だけでなく、楽器もそうなのです。ギター、バイオリン、ピアノなど多くの楽器は木でできていて、湿気が大敵なのだそう。たとえばギターの場合、「湿度が高いと木材が膨張してネックが反ってチューニングが安定しない」、「湿気が楽器の振動を邪魔して鳴りが悪くなる」、「金属部分のサビる」など悪いことづくし。楽器にとって最適な湿度は50%だとか。人間も50%が一番心地よい湿度といわれているので同じですね。ところが、梅雨どきの東京の平均湿度は70%ほど。楽器にも人間にとって最悪のジメジメになってしまうのです。

さらに、湿気は音の伝わり方にも影響があるのだとか。エネルギーを持つ低音は届くけれど、高音は湿気で弱くなり小さな音になってしまうのです。亀田さんによれば「湿った割り箸は、割るときパキっと音がしない」イメージなのだそう。精密に音を拾うコンデンサーマイクも、湿気がノイズなどの原因になるので、梅雨の季節は音楽関係者泣かせのようです。

「平均湿度が30%程度のロサンゼルスでレコーディングするミュージシャンが多いのは、理にかなっているのですね。とはいっても、日本で梅雨時にレコーディングをしないわけにはいきません。なのでスタジオは年中無休で完全にエアコンのコントロール下にあります。自衛策として楽器に乾燥剤を入れたり、エアコンの効いた部屋に楽器を置くようにしたり、ライブでも湿気の影響を受けにくいように弦を少し高めにチューニングしたり。特に雨の野外フェスをやったら、一晩中エアコンで楽器を乾燥させます。こうやって我々プロのミュージシャンは梅雨の時期を乗り越えてます」(亀田さん)。

逆に、湿度が低くて乾燥しすぎるのも楽器にはよくないそう。冬には木が乾燥して割れたり、急に暖かい部屋に入れると結露して困ることもあるそうです。楽器や機材をベストコンディションにするのは大変なことなのですね。

【関連サイト】
「BEHIND THE MELODY~FM KAMEDA」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/fmkameda/

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