音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

東京オリンピック開催決定 東京の課題は?

J-WAVE朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。9/9のオンエアでは、2020年のオリンピック・パラリンピック開催が決定した東京について、東京富士大学・イベントプロデュース学科教授の岡星竜美さんに話を伺いました。

開催決定を喜ぶ別所さんと一緒に「一生の間にあるかないかのビッグイベントですよね。そんじょそこらのイベントとは訳が違いますから、自分の街で開催されるのは最高の喜びですね」と岡星さんも嬉しさを隠しきれない様子。岡星さんによると、オリンピック招致とは、ホテル数・交通網・競技場などのインフラ問題や夏の気候の問題などがあり、「そもそもどこでも手を挙げられるものでない」ものだそう。そのため、立候補できるのは世界でも30都市前後だといいます。

今回、イスタンブール、マドリッドとの招致レースの末、最終プレゼンテーションが評価された東京。何が勝敗の結果を分けたのでしょうか?

「前回の失敗をきっちり克服して、問題をクリアしていた気がしましたね」と、別所さん。「あのプレゼンで日本のチーム力、“絆”を外国の方も感じたんじゃないかと思います。プレゼンテーションは、企業に企画を提案する場でも、“演出”や“情熱”も大事だけど、まず“順番”なんです。チェスと一緒で第一手に何をさすかが大事ですね」と岡星さんは話します。

ただ7年後の開催に向けて、東京には解決すべき課題も残ります。首都高速や施設のインフラ整備も大きな課題の一つ。「東京の建造物は50年以上経つものがあるので、改修・修繕をやってほしい。新しく作らなければならないものもありますが、せっかくなのでいいものや文化的な香りは残した大改修が見たいですね」(岡星さん)。

「東京は、前回1964年のオリンピックで大きな経験をしてます。その後も大きなイベントを経験して、イベント業界の運営・制作能力はトップレベルになっているので安心していいと思います。あとは、国際イベントのホスト国としての立場ですね。東京に迎えるわけですから、ホスピタリティ、アテンド、警備、街が清潔であるとか、イベントをやるだけじゃない部分がかなり大事になってきますね」(岡星さん)。

オリンピックを成功させるには、ハード・ソフトの両面が大事なのでしょう。今から7年後が楽しみですね。

【関連サイト】
「TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。