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ソチ五輪もうすぐ開幕 アメリカ人選手が文武両道な理由

ソチ五輪もうすぐ開幕 アメリカ人選手が文武両道な理由

J-WAVE平日(月~金)夜の番組「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。2/3のオンエアでは、スポーツドクターでエミネクロス代表の辻秀一さんをゲストに迎え、日米のスポーツ文化の違いについてうかがいました。

ソチオリンピックの開会を数日後にひかえ、日本中がスポーツに高い関心を寄せていますが、国内と海外、特にアメリカにおけるスポーツに対する考え方には大きな違いがあるようです。辻さんは、「スポーツ大国のアメリカでは、スポーツが日常生活の中に普通に存在していて、まさに文化です。日本では残念ながらスポーツは“体育”の中に押し込まれていて距離感があります」と話してくれました。

さらに、「スポーツが、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を豊かにする存在であるアメリカ。文武両道があたりまえで、選手だけでなく万人のQOLを向上するために存在するのがスポーツ。その手助けをするスポーツ医学や心理学も非常に成熟しているのがアメリカです」というコメントに対し、「理科系、文化系、そしてそれとは別に体育会系、というようなくくりがあるのが日本。この風土の違いはどこからきたのか?」とナビゲーターの小黒さんは首をひねります。

その疑問に対して辻さんは、「スポーツという概念が日本に入ってきたとき、体育のくくりに入れてしまったことがその原因。徳育は倫理の時間で、知育が勉強、体育がスポーツと分けてしまったところからこの違いがでてきたのではないか」と分析しました。

そして、アメリカでいうスポーツに近いものとして、辻さんは日本古来の“武道”を挙げました。武道には倫理や知育の要素も含まれ、もっと生活に根づいているものというわけです。

ひと口にスポーツと言っても、国によってさまざまな概念があったとは! そんなことを知って、オリンピックを見るとまた違った目で競技を楽しむことができるかもしれません。

【関連サイト】
J-WAVE「LOHAS TALK」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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