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被災地に花火 「LIGHT UP NIPPON」代表理事が語る現場の今

被災地に花火 「LIGHT UP NIPPON」代表理事が語る現場の今

J-WAVE平日(月~木)午前の番組「I A.M.」(ナビゲーター:藤原恵子)のワンコーナー「CLOSE TO YOU」。東日本大震災から3年目を迎えた3月11日のオンエアでは、「LIGHT UP NIPPON」代表理事の高田佳岳さんが登場しました。

被災地3県で一斉に花火を打ち上げるプロジェクト「LIGHT UP NIPPON」。2011年3月29日に立ち上がったという同プロジェクトですが、今年は8月11日に開催予定。3年前は10カ所での開催でしたが、今年は今のところ過去最多の15カ所で花火が上がる予定だとか。
これまで同プロジェクトでは、東北のビール屋さんや酒屋さんとコラボして、それらを購入すると花火になるというチャリティー商品も展開してきたそうです。

震災から3年が経ち、「3年という時間は経っているんですけど、いまだに向こう(被災地)に行くと、まだまだ僕らが東京でしているような普通の生活に戻れてない部分がたくさんあって、本当に大きな爪痕だったんだなぁと感じていますね」と今の気持ち語る高田さん。しかし被災地の人々には大きな変化が見られたそうです。

「現地の方が一番変わったなと感じるのは、『自分たちで(花火を)上げたい』と言っていただけるようになっていること。強い町には『LIGHT UP NIPPONに負けねぇ!』と言われるんですよ(笑)」(高田さん)

震災から2年目には自分たちで花火を上げようと、町にペットボトルを置いて募金を呼びかけたり、クラウドファンディングをする被災地の人々の姿を見て、立ち上げ当初は「支援を続けていくこと」が目的だった高田さんの気持ちにも大きな変化があったとか。

「100年後に(LIGHT UP NIPPONが)残っていることが正しいことじゃなくて、各町が花火大会を毎年自分たちで開催できることが正しい形。だから最後は『(LIGHT UP NIPPONは)もう大丈夫だよ』って言われるのがゴールなのかなと思っていますね」(高田さん)

さまざまな思いや祈りとともに、被災地の夜空に咲く花火。見上げた人々の心をそっと癒し、元気づけてくれることを願うばかりです。

【関連サイト】
「I A.M.」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/iam/

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