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カエラが「引き込まれる」ラッパー SALUはラーメン屋の店長だった?

カエラが「引き込まれる」ラッパー SALUはラーメン屋の店長だった?

J-WAVE金曜の番組「GOLD RUSH」(ナビゲーター:渡部建)のワンコーナー「SHOKOKAI MEET UP」。6月6日のオンエアでは今話題の新世代ラッパー、SALUさんがゲストに登場しました。

実は今、木村カエラさんやRHYMESTERなどのアーティストからも注目されているというSALUさん。カエラさんは「最近のお気に入り。グッと引き込まれて、聞いてしまうもの」としてブログでSALUさんの曲を紹介するほど。そんなSALUさんの素顔は、一体どんなものなのでしょうか。

札幌出身、神奈川県在住のSALUさんは14歳からラップを書くことを始めていたのだそう。

「14歳のころは、授業中とかにノートの端にラップを書いていました。先生の悪口や、好きな子のこととか(笑)。18歳くらいの時に、英語のラップに、日本語の、空耳で英語に聞こえる言葉をのせてみたんです。日本語って音の感じがカクカクしているじゃないですか。もちろん日本語ならではの良さもあって、言葉に奥深さがあったりするんですが、聞こえで言うと、英語の方が耳馴染みがいい。そのふたつの言葉のおいしいところをとろうと思って。そしたら英語っぽくも、日本語っぽくも聞こえる、今のラップスタイルになったんです」(SALUさん)

しかし、現在に至るまでにはかなり変わった経験をされているようで……

「20歳の時に、シンガポールでラーメン屋の店長やってたんです。音楽は好きだったけど、音楽でご飯を食べていくのは現実的じゃないなと思っていて。で、高校卒業後は建築家になりたくて、大学に行ったんです。でも大学行ってみたら、建築家もやりたくないなって(笑)。どうしようかと思っていたところに、ちょっとしたことがあって、住む家とか、全部なくなっちゃったんです。で、そんな時に知り合いから、『札幌味噌ラーメン屋をシンガポールにオープンしたいんだけど、行く人がいない』という話を聞いて。当時の僕は何もなかったので『なんでもやります!』ってその話に飛びついたんです」(SALUさん)

家を失うほどの「ちょっとしたこと」というのも気になるところですが、そこから一転、シンガポールでラーメン屋さんというのも驚きです。ちなみに、当時は「ラーメン作ったことは一度もないっす」という状態だったそう。そこから3~4カ月、お店で修業をした後、シンガポールに発ったと言います。

では、日本に帰ってきたのはどんな理由があったのでしょうか。

「(シンガポールに行った)当時は19歳か20歳くらいだったんですけど、遅刻とか多くて、ダメ店長だったんです(笑)。それで『お前、そろそろ戻るか』って言われて、戻ってきました(笑)」(SALUさん)

まさかの事実上のクビ宣告。曲はもちろんですが、その人生も含めて興味深い存在と言えそうです。

ちなみに現在、厚木在住のSALUさん、曲のリリックは「厚木から東京までの通勤中に書くことが多い」とのこと。人生から制作スタイルまで、独特なSALUさん、気になる方はぜひ、楽曲をチェックしてみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「GOLD RUSH」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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