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今年5月から施行された「雨水利用推進法」って?

今年5月から施行された「雨水利用推進法」って?

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。6月17日のオンエアでは、「雨水ネットワーク」というキーワードに注目しました。

梅雨に入り雨が多い季節。実は今年5月に「雨水利用推進法」という法律が施行されました。一例を紹介すると、自治体に対し、雨水利用推進の目標設定と努力義務が課されます。雨水利用を推進する事が、これまでの「任意」から「義務」に変わり、国が雨水の有効利用に本腰を入れ始めたということなのだそうです。

雨水利用に詳しい、株式会社タニタハウジングウエア社長の谷田泰さんによれば、世田谷区では「世田谷ダム構想」という取り組みをしており、豪雨対策として、「雨水タンク」や「雨水浸透ます」の導入に力を入れているそうです。実際に、トイレの流し水の約7割に雨水を利用する人が多く、雨水は「純水」に近く硬度が低いことから、洗濯用の水に使うことで洗濯の効率が上がるそうです。それぞれの家に雨水タンクの設置が広がっていけば、都心に大きなダムができる、という考え方なのだとか。

ちなみに、この分野の先進国はドイツ。雨水を下水に流すと下水代を徴収される制度があるそうです。「雨をただ流してしまうと下水にも負担がかかるんだ、という視点がこういう制度をとることによって、ドイツの中では普及しているのではないかと思いますね」と谷田さん。これを聞いた別所さんも納得した様子。「雨水も資源として利用したいですね」と話しました。

日本では始まったばかりの「雨水利用」の制度。今後の展開に注目です。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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