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もっとW杯観戦が面白くなる! サッカー選手の素顔が見えてくる本

もっとW杯観戦が面白くなる! サッカー選手の素顔が見えてくる本

J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「NESCAFÉ MEET AT BOOK CAFÉ」。6月23日のオンエアでは、ブックディレクターの幅允孝さんが、今、おすすめのサッカー関連の新刊を紹介しました。

ここ連日、サッカー三昧という方も多いのではないでしょうか。幅さんが紹介するのは、まさに今、サッカーワールドカップで活躍中のサッカー選手の素顔が垣間見れる本。本から、ワールドカップにアプローチするというのも、またとない機会かもしれませんよ。その1冊が守備の要、吉田麻也さんが出した『旅するサッカー』です。

「実は一部のサッカーファンの間では、吉田麻也の言葉が面白いということで、結構、有名なんです。ブログとかも、本人はいたってまじめに書いているようなんですけど、どこかからクスクス笑いが漏れてくるような。なぜかちょっと面白い、末っ子体質の吉田麻也みたいなのが全開に出ているのが、こちらの一冊です」(幅さん)

この本は『旅するサッカー』というタイトル通り、吉田選手が出身の長崎から名古屋グランパスへ、名古屋からオランダのフェンローへ、そして、現在所属のイングランドプレミアムリーグのサウサンプトンへと、サッカー選手として廻った旅路の中で出会った主要な人物のインタビューを軸にしています。例えば、吉田選手が偉大なる先輩と呼ぶキーパーの楢崎正剛選手、ヨーロッパの生活でいつも隣にいる男、内田篤人選手、そして香川真司選手が登場。「吉田麻也ってどんな人間か?」という問いに答えています。

「『吉田選手の長所を聞かせてください』ってみんなにインタビューするんですけど、みんな、『どこかあったかな?』とか、『短所だったらいっぱい挙げられるんですけどね、性格がズル賢いとかね』と。みんな結構ひどい言いようなんだけど、それが愛に満ち満ちているというんでしょうか。吉田選手の愛すべきいじられキャラが見えてきて面白いんですよ。さらにそのインタビューに対して、吉田選手が半分まじめに、半分おちゃらけながら語るんですが、それがまた読ませてくれるんです」(幅さん)

幅さんは、さらにもう一冊、「世界最高のサッカー選手論」という副題が付いた『英雄への挑戦状』という本をおすすめしています。スペイン人のサッカージャーナリスト、ヘスス・スアレスさんという方が書いたこの本。

「一言で何が良いかと言うと、彼の言葉には毒がある。だけど真心もあると言いますか。彼が挑戦状と言っているのは、現代サッカーの名手と呼ばれるような、今回のワールドカップでも活躍している選手たちについて、彼が本音を書く。本当に忌憚(きたん)のない言葉がどんどん、どんどん出てくるという一冊なんです」(幅さん)

例えば、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ディディエ・ドログバなど、今回のワールドカップで注目される様々なベテランから若手、そういう選手たちが、実はどこが素晴らしいのかということをこの本では明らかにしてくれるのだとか。

コアなサッカーファンも、にわかファンも楽しめそうなこの2冊。選手の素顔を知って、もっともっと、サッカーワールドカップを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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