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季節の変わり目 体調管理には「中医学」

季節の変わり目 体調管理には「中医学」

J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI THINKING THE NEW STANDARD」。 9月1日のオンエアでは、季節の変わり目の体調管理におすすめの「中医学」を紹介しました。

9月がスタートしました。まさに季節が夏から秋へと移り変わっていく時期。
ついこの間まで真夏日が続いていたと思ったら、一気に涼しくなり、 体調を崩してしまったという方も多いのではないでしょうか。

暦の上では9月は中秋と呼ばれる秋の真ん中。この暦の上の季節感には繊細な自然の変化を感じ取り、 農作業や生活の指針として、健やかに暮らす知恵が詰まっているそうです。 季節の変わり目に体調を崩しやすいという方、現代人が忘れがちな“季節と健康の関係”を 見直してみてはいかがでしょうか。最近注目されている東洋医学の一つ、 「中医学」の薬剤師である栗山純子先生に伺いました。

「疲れが取れないとか、冷えが続くとか、気鬱が続くなど、 検査をしても異常がないけれど、体の不調がある、このような状態を中医学では未病と言います。 また、中医学では、人間は自然の一部であると考えています。 自然と人間は一体なので、季節の移り変わりにより、心も体も変化します。 自分の体調を中医学の知恵で観察して、病気を未然に防ぐこと、 また病気に偏り始めた体を中医養生でバランスを整えることで病気を防ぐこともできます」(栗山さん)

秋は夕暮れが早くなり、落ち葉も舞い始めて、少し物悲しい気持ちになりがちですよね。 また、夏に冷たいものを食べたり、飲んだりしたことによって、胃腸が弱っていたり、たくさん汗をかいて、 元気も消耗してしまっているとき。
中医では秋は乾燥の季節と考えられており、 この乾燥は肺を傷つけやすいと考えられているのだとか。 そんなセンシティブなこれからの季節、具体的に中医学をどう取り入れていけば良いのでしょう。

「秋の旬の食材で肺を秋の乾燥から守って、夏に疲れた胃腸を元気にする食材を食べてほしいですね。 あと、食養生だけじゃなく、生活からもできること、たとえば深呼吸などの呼吸法を取り入れて、 肺を丈夫にするエクササイズを心がけていただければと思います」(栗山さん)

病気になる前に出る不調のサインを見逃さず、 季節に合った生活習慣や食事など身近なところから心がけるのが大切なのですね。 おいしい旬の食材に紅葉狩り、スポーツや読書、美術館巡りなど、秋は楽しいあれこれが盛りだくさん。 「人間は自然の一部」と中医学が教えるように、秋という季節を楽しむことが、 実は健やかに過ごすための一番の特効薬といえるのかもしれませんね。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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