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『まほろ駅前狂騒曲』大森立嗣監督 映画でタブーに挑む理由とは

『まほろ駅前狂騒曲』大森立嗣監督 映画でタブーに挑む理由とは

J-WAVE 平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。 9月29日のオンエアでは、映画監督・大森立嗣さんがゲストに登場。 最新作『まほろ駅前狂騒曲』などについて語りました。

2005年『ゲルマニウムの夜』で長編監督デビューした大森監督。 昨年、吉田修一
原作、真木よう子主演の『さよなら渓谷』は、モスクワ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。 また昨年は秋葉原の通り魔事件を題材にした『ぼっちゃん』を手掛け、
映画を通して現代社会が抱える問題を投げかけました。

大森監督は今、一番興味を持っているものとして、イスラム国の問題を挙げ、
「そういうことが実際、起きているということから、目を背けられない感じはありますよね。 やっぱり、生きている中で思っているより、ずっと変化のスピードが速いということを感じるので、 今、日本という国にいても、あんまり安泰にしていられないんだろうなということを、 ちょっと感じ始めたところです」と語りました。

映画には、タブーに挑戦するようなところがあると思うのですが、 大森監督自身、そういったタブーに対して果敢に挑戦しているように見えます。 監督が考えるタブーとはどんなものなのでしょう。

「物事を一方からだけで見ていると、やっぱり見えないことがいっぱい出てきて、 その見えないことがタブーみたいなことになっていくので、 なるべく視点をいろいろなところから持つほうがいいと。 基本的にはタブーはなくなっていったほうがいいと思うので。 いろいろな視点から物事を見ると」(大森さん)

そんな大森監督の最新作『まほろ駅前狂騒曲』が10月18日から公開されます。
『まほろ駅前多田便利軒』の続編として、 三浦しをんさんの120万部突破のベストセラー、まほろシリーズを映画化。 大森監督は、この映画を撮ろうと思ったきっかけについて、 「何より瑛太と松田龍平の主演で映画を撮りたかった」と言います。 一足先にこの映画を試写した別所さんは、まさにこの二人のとぼけた味わいを絶賛していました。

独自のアンテナで、さまざまな現代社会を切り取ってきた大森監督。 最新作『まほろ駅前狂騒曲』でも、見落としがちな“今”の新たな一面に出会えそうですね。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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