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タイのすき焼きは回る? 不思議な海外「鍋事情」

タイのすき焼きは回る? 不思議な海外「鍋事情」

J-WAVE金曜の午前の番組「-JK RADIO-TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「OBAYASHI SHINSEIWA FUDOSAN TOKYO CROSSING」。11月7日のオンエアでは、これからの時期に恋しくなる「鍋料理」がトピックスに。フィンランドとタイの番組通信員に、それぞれの国の「鍋事情」を聞きました。

まずフィンランドの通信員・遠藤悦郎さんによると、フィンランドでも鍋は盛んとのこと。ただ、やはり日本とは少し違うようです。

「フィンランドの鍋料理は日本のように鍋を囲んで皆でつつく、というタイプの食べ方ではなく、それぞれお皿に盛りつけていただきます。鍋料理は、やはり肉が中心。ごく一般的なお肉の煮込み鍋料理であれば、堅めで酸味のあるライ麦パン、あるいはジャガイモといただきます。牛や豚などのお肉を、ニンニク、バター、塩コショウなどで味付けして、数時間時間煮込むのが普通。そのあと人参や、ブロッコリーなどの野菜を加えて、味を整えるケースが多いようです」(遠藤さん)

聞いているだけでお腹がすいてきそうな、美味しそうなフィンランドの鍋料理。さらにこの鍋には、とてもフィンランドらしいアレンジもあるのだそう。

「郷土料理としてはヘラジカなどの肉も使いますし、北極圏ラップランド地方であればトナカイの肉も多く使います」(遠藤さん)

まさにフィンランドならではの料理、という感じですね。では一方で常夏の国・タイではどんな鍋料理があるのでしょうか。

タイ通信員の山崎幸恵さんによると、日本でもおなじみの「タイスキ」が現地でも人気だそうで、味もバラエティ豊かなのだとか。

「タイスキの有名店は、日本にも進出しているコカやMKなどいろいろありますが、それぞれ工夫を凝らしていて、店によって味が結構違います。このタレにニンニクやライム、唐辛子を入れて、好みの味にしていただきます。最後に残ったスープには、ご飯やうどんを入れるところが、日本の鍋に近いと思います。ただ、鍋に各自の箸をつっこむのはNG。不潔だと感じるようです。具を引き上げるには、それぞれに用意されている小さな金網を使います」(山崎さん)

タイ人は本当にタイスキが大好きとのことで、「どこのショッピングセンターにも必ず一軒はタイスキレストランが入っています」と山崎さん。特に最近人気なのが、一風変わった趣向を凝らしたお店なのだそう。

「中でもウケているチェーン店は『回る』んです。スキヤキの『スキシ』、しゃぶしゃぶの『シャブシ』というお店では、回転寿司のように店内にレーンがあって、そこに白菜やネギ、肉などの具材が載せられて流れてきます。客席には一人用の鍋が用意されていて、各自好みの具をとって入れるという仕組みです。スキヤキとしゃぶしゃぶは回るものだと思っている人もけっこういそうです」(山崎さん)

回る鍋料理店とはかなり斬新! でも好きな具材を好きなだけ取れるシステムはちょっとうれしいかも。タイに行った際にはぜひチェックしてみたいですね。

【関連サイト】
「-JK RADIO-TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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