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クルーズやエステ、がん検診…、今年注目の“体験型お歳暮”

クルーズやエステ、がん検診…、今年注目の“体験型お歳暮”

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
(ナビゲーター:別所哲也)の ワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。 11月19日のオンエアでは、今年注目の体験型お歳暮を
紹介しました。

人足早くシーズンを迎えているお歳暮商戦。 これまでのイメージだと、食べ物や飲み物、日用品などが思い浮かびますが、 最近このお歳暮に異変が起きているようです。 今年、お歳暮商戦で注目を集めている贈り物とは、 物ではなく“体験”。一体、どんなものがあるのでしょう。 人気を集めている体験型お歳暮はというと……

・食事付き東京湾クルーズ
・乗馬やカヌーなどのレジャー体験
・美容エステ
・ハウスクリーニングのチケット
・がん検診

などがあるそうです。進化を遂げる最新お歳暮について、 日本贈答文化協会の
立石英司さんに話を聞きました。 立石さんによると、今、体験型が人気を集めている背景には、 日本人の価値観やライフスタイルの変化があるのだとか。

「日本では社会的な意味で、上司に出すとかいうことに非常にウエイトが高かったのですが、 だんだん身内、家族を大事にするというような方向になっていって、 両親や親族へ贈る風潮に変わっていったと思うんです。 その中で商品についても同じように、ありふれた物から、少し相手のことを考えて、 たとえばお父さんにこんなことをしたら喜んでもらえるかな、 というような体験型ギフトが増えてきたように思いますね」(立石さん)

贈る相手の変化が贈り物の変化となったわけですね。 実際に、お歳暮の贈り相手に関するランキング調査によると、贈る相手の第3位は兄弟、 第2位は親族、第1位が両親という結果が。また、高齢化が進む社会を見越して、 シニア層をターゲットにしたお歳暮も注目されています。 彼らがお歳暮を贈る相手というのは、なんと孫。おじいちゃん、 おばあちゃんから、お孫さんへのお歳暮はおもちゃが多いのだそうです。

贈らなければならないお歳暮から、贈りたいお歳暮へ。 この変化は長年の慣習の
束縛から、日本人が自由になった証といえるかもしれませんね。 今年のお歳暮には、お世話になった両親や兄弟へ、本当に喜んでもらえる“体験”を贈ってみては。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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