音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

美術館でボケたり、ツッコんだり。元芸人説く、アートの楽しみ方

J-WAVE休日の特別番組「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL Antenna presents TOKYO CLIP」(ナビゲーター:クリス智子 / 小宮山雄飛)。5月6日のオンエアではアートテラーのとに~さんが登場し、気軽に美術館を楽しむコツを紹介しました。

映画やファッションなど、各エキスパートがTOKYOのエンタメを語った、ゴールデンウィーク最終日の特別番組。アート部門で登場したのが、アートテラーのとに~さんです。とに~さんの前職は吉本興業所属の芸人。芸人として培った“しゃべり”を強みに、美術館で講演をしたり、アートツアーを企画したり、ユニークな視点から美術の面白さを伝える活動をしています。そんな、とに~さんがアートに目覚めたのは大学4年生のとき。きっかけは、中学時代からお笑いコンビを組んでいた相方でした。

「生活費が1日300円の僕の横で、相方は親の仕送りでハーゲンダッツ3個食べ比べとかしているんですよ」(とに~さん)という格差がありながら、学生時代に同居していた二人。そんなブルジョアな相方から「交通費を出すから」と美術館に誘われたのが、この道に進むきっかけだったのだとか。相方と二人で行った美術館で、ボケたり、ツッコんだりしながら観るアートが意外に楽しかっただそう。「そのときのカルチャーショックというか、アートって、すごく自由に観られるなと思って、それがきっかけだったかなと思いますね」(とに~さん)

そんなとに~さんが、初心者でもアートを楽しむコツとして挙げたのが次の3カ条。

1つ・・・思ったことは口にすること。つまらないなと思ったら、つまらないのが正解。アートを理解できない自分を責めるのではなく、まずは好きに言ってみると面白くなってきます。

2つ・・・必ず誰かと行くこと。誰かと行って、感想を共有できるところが美術の面白さ。好きな人や嫌いな人と行くと、相手の意外な一面が見出せることも。

3つ・・・タイムスリップすること。当時の時代背景はどうだったのかなと、その時代に寄り添って観ると、意外な発見や感動があります。

また、とに~さんは、幼少期からもっと美術館を楽しんでほしいと言います。というのは、今、学生以下は土日無料の美術館が多く、自身、その恩恵をもっと受ければよかったと、後悔していることから。

お笑いライブを楽しむように、美術館をもっと自由に、気軽に楽しんでいいのかもしれませんね。東京は各国、各ジャンルのアートが集まる街。美術館から、東京の街を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【関連サイト】
「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL Antenna presents TOKYO CLIP」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20150506/

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