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シンガポールとドイツ「環境意識」の差は?

J-WAVE金曜の番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO CROSSING」。オンエア日の6月5日は、1972年に制定された「環境の日」ということで、シンガポールとミュンヘンの日本人に「環境への意識は高いですか?」という質問を投げかけました。

まずは、シンガポールの赤井亜紀子さん。「クリーンの都市、シンガポールのイメージですが、意識は高いとは言えません」と回答。独立して50年のシンガポールですが、多民族国家であり、文化の違いから日本のような細かい分別にはこだわっていないそう。家庭のゴミ箱の入るものならまとめてポイッと捨ててしまうことが現状なのだとか。暑い気候で湿度も高いため、すぐにゴミとして焼却しなければいけない環境というのも理由のようです。

また、シンガポールでは年間を通して雨が降りますが、国土が狭く人工が多いため、マレーシアから水を輸入しています。そのため、水が大切にされており、日本のように牛乳パックや発砲スチロールを水で洗って捨てることは水の無駄遣いと考えられているのだとか。現在は水の値上がりなどから、輸入を削減し、水の自給自足を目指しているそうです。

対するミュンヘンのシッター由香さんは、「非常に高いです」と回答。ドイツの学校では進級する度に、前年度からの教科書が無償で貸し出しされるシステムになっており、代々使われてきた教科書が傷まないようにカバーで保護し、年度末に学校へ返却することが義務付けられているそうです。

また、缶・ビン・プラスチックなどは、街中に色分けされたリサイクルコンテナが設置されており、分別できるようになっており、衣類のリサイクルコンテナまであるとか。そういった景観もまた、住民の環境意識を高めているそうです。

そのほか、ベルリンのハンブルクでは、省エネを推奨する市の環境プロジェクトがあり、節約をして浮いたコストの半分に当たる金額は、学校が自由に使って良いという施策になっているそう。そのため、電気を無駄にしないために、教室の窓は休憩時間に開けて換気し、授業中は閉める、教室の電気をこまめに消す、家に帰っても薄暗くなるまで電気をつけない、など生徒の意識も高まっているのだとか。

日本とはまた違った世界の環境意識事情。これから暑い季節でエアコンなどを使う機会も増えてくるとは思いますが、適切な温度設定をし、電気の無駄使いをしないよう、環境に配慮したいものですね。

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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