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子どもたちの居場所づくりプロジェクト「おいしい塾 たべよ・まなぼ」

J-WAVE平日(月~木)の朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)の ワンコーナー「ZOJIRUSHI THINKING THE NEW STANDARD」。 7月6日のオンエアでは、福島県白河市で生まれた「おいしい塾 たべよ・まなぼ」のプロジェクトを紹介しました。

さまざまな困難を抱えた人々が苦しいときに駆け込める、地域の居場所づくりプロジェクト「KAKE COMI」。 このプロジェクトを立ち上げた鴻巣麻里香さんに、その第1弾プログラム「おいしい塾 たべよ・まなぼ」について聞きました。

鴻巣さんは、約10年間医療機関などに在籍しながら、地域に暮らす、 心の病やさまざまな生きづらさを抱えた人々のメンタルケアやサポートを行ってきました。 そんな中、学校や家庭に居づらさを感じている子どもたちが抱える2つの課題が見えてきたと言います。 それが「学習」と「食生活」のサポートでした。何とかしたいという思いから立ち上げたのが、 子どもたちのための居場所「おいしい塾 たべよ・まなぼ」でした。

ここでは、塾に通ってくる子どもたちの自主学習をサポートするほか、 手作りのおいしいご飯を子どもたちに提供。さらに、メンタルヘルスの専門家が、 必要に応じて子どもたちやご家族の悩み事相談に応じてくれるのだそう。 また、勉強はしたくないけれど、ご飯だけ食べたいという子どもたちにも、 広く食堂として解放。費用は無料というのも驚きです。

「子どもたちにそれぞれ、できることでのお手伝いをしてもらいます。 たとえば、掃除や食器洗いを手伝ったり、下の子どもたちの勉強を助けてあげたり。 そんなふうに子どもたちができることや、役割を見つけていくような場にしたいと思っています」(鴻巣さん)

子どもであっても、誰かの役に立っているという思いが、 本当の居場所につながっていくのでしょうね。

「KAKE COMI」では9月の開始に向けて、現在、このプロジェクトのクラウドファンディングも展開し、 取り組みや思いを発信中。自分たちの暮らす地域にもこうした居場所があったらいいのに、 という賛同の声がたくさん届いているのだそうです。

まずは「おいしい塾」で子どもたちの笑顔を一人ずつ引き出すことから。 こうした地道ともいえる取り組みが、子どもたち、大人たち、 そして地域を変えていくのでしょうね。

【関連サイト】 「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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