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ランドセルの商戦は「お盆」 その理由とは?

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。8月13日のオンエアでは、「サマーランドセル」というキーワードをピックアップしました。

世間はお盆真っ再中。休暇をとる人もいれば、観光業やお坊さんなど忙しい人も多いですが、実は「ランドセル」が商戦ということはご存知でしょうか。都内の売り場には色とりどりのランドセルが並び、活気づいています。

ランドセルといえば、小学校の新1年生が使い始めるのは4月。半年以上も早いこの時期がピークとは意外ですね。ちなみに、これまでは年末年始がピークだったそうですが、ここ10年ほどで徐々に早まっていったそう。

コクヨS&T株式会社のステーショナリープロダクツ事業部、得津まどかさんは「お盆の帰省のときに、おじいちゃん・おばあちゃんにおねだりして買ってもらうなど、だんだん前倒しになっていきました。弊社の前年度の実績でも8月で3割の受注を受けており年内にはほぼ商戦は終了する結果となりました」と話します。

また、ランドセルは各社ともに数量限定モデルを販売しており、秋には売り切れてしまうため、購入を急ぐ傾向になってきたのだそうです。複雑な刺繍が入ったモデルなど生産に手がかかるこだわりのランドセルが人気だとか。近年はリビング学習が増えてきたことで、以前は学習机とランドセルを入学祝いに贈ることが一般的でしたが、今は学習机を贈るケースが減り、ランドセルは少し高価なものでも売れるようになったことも一因だとか。

ちなみに、女の子は、「アナと雪の女王」ブームのため青や紫のランドセルが人気で、男の子は、戦国武将のような「甲冑モデル」が人気。さらに海外のセレブやミュージシャンの影響で、日本のランドセルが大好きな外国人もおり、大人が購入していくこともあるそうです。今となっては懐かしい、赤と黒のランドセル。実家に帰省した際に物置から出てくるかもしれません。帰省ついでにランドセルを探して、子どもの頃に想いを馳せるというのも良いですね。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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