音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」

歩いて走る? 新しい乗り物「ウォーキング・バイシクル」

J-WAVE金曜の番組「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「Antenna THE HIDDEN STORY〜CURATING@NOW〜」。9月11日のオンエアでは、新しい乗り物「ウォーキング・バイシクル」を取り上げました。

前輪1つ、後輪2つの三輪車のような「ウォーキング・バイシクル」。サドルはなく立ち乗りで、左右の足をステッパーの上に乗せて歩くように上下に動かすことで進みます。歩くよりも速く、自転車よりも簡単で、電動アシストも付いているそうです。

この開発を手がけたのは、車の部品を作る岡山県の片山工業株式会社。日本のカーメーカーがどんどん海外に製造拠点を移す中、部品以外で同社の技術を使って継続的に作れるものはないかと模索している中、「歩くことをサポートできるもの」を作ることになったそう。

プロジェクトリーダーの片山有紗さんは、「もともとは、だいたい70〜90代の方向けで、例えば2キロ先のスーパーまで歩けない、かといってシルバーカーに乗って自分の体力を使わずに移動するというのは、どんどん筋力も衰えていきますし、そういうことじゃだめだから、『歩くよりも簡単で、自転車よりも簡単な乗り物』というコンセプトで開発を始めました」と話します。そこで10台の試作車を作りましたが、プロデューサーの残間里江子さんに、「これは農耕機みたいね」と言われたことから、女性ウケするデザインや色に路線を変更したとか。
 
「いつかは自転車の代わりになるような、移動の手段としても、エクササイズ目的としても使っていただけるような身近な乗り物になってもらえるといいなと思います。ポイントとして考えているのは、オリンピックのときに海外の方が大勢東京へいらっしゃるので、日本のものづくりだったりとか、日本のデザインだったりとか、日本の新たな技術の象徴になるようなプロダクトにそれまでに育てあげられたらいいなと思いますね」(片山さん)

この「ウォーキング・バイシクル」は、表参道駅から徒歩5分のところにある「wbc東京ショールーム」で試乗、購入が可能。気になる価格は29万円(税別)。自転車のように公道を走ることができます。未来の乗り物のスタンダードになるか、注目です。

【関連サイト】
「〜JK RADIO〜TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。