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「JINS MEME」発売 メガネはなぜウエアラブル化するのか

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。10月27日のオンエアでは、「ハイテクグラス」というキーワードに注目しました。

メガネブランドのJINSは11月5日、メガネ型ウエアラブル製品「JINS MEME」を発売します。重さ40グラムの軽量ボディーですが、眼球の動きを察知するセンサーが搭載。スマホと連動させることで、疲れ具合や気分などが分かるそう。ほかにも、体の軸のブレを解析するセンサーを搭載し、歩く姿勢やランニングフォームの改善などに役立てることができるとか。

まさに「ハイテクグラス」ですが、今こうした視力矯正だけを目的としない、+αの機能をもったメガネの開発が進んでいます。ハイテクメガネ事情に詳しいIT系フリージャーナリスト・西田宗千佳さんによれば、日本の人口が減っていけば、視力矯正を必要とする人も減っていき、メガネ市場の拡大が見込めないことが影響しているそう。

「メガネをかける人を増やすためには、視力矯正が必要ない人にもメガネをかけてもらわないといけない。そのために、健康に良いだとか、生活をより良くするなど、視力を良くする以外の目的でメガネを作らなくてはいけないということで、ウエアラブルとしてのメガネを作っています」(西田さん)

さらに西田さんは、この先もさまざまな機能をもったメガネが登場すると予想します。

「人間の情報をとるセンサーとしてのメガネとしては、体温や皮膚の発汗の状態など色々な情報をもっととれるようになると思います。そうすると、健康状態を歩きながら把握するメガネが出てくる可能性が出てきます。また、ディスプレイとしてのメガネとしては、まさに今開発が進んでいるところで、自分でスマホの画面を見なくても、つまり歩きスマホをしなくても、自分に必要な情報を見れるメガネが出てくる可能性はありますが、それはちょっと先のことになりそうかなと思っています」(西田さん)

まさにSF映画の世界の中に登場するようなハイテクグラス。伊達眼鏡としてのメガネもファッションとして定番化していますが、今後はウエアラブルとしてのメガネが定着化しそうです。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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