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WEBメディアの黒船?「BuzzFeed Japan」創刊

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)の ワンコーナー「Morning Insight」。2月1日のオンエアでは、創刊されたばかりのWEBメディア 「BuzzFeed Japan」の古田大輔編集長をゲストに、日本で目指すニュースサイトの戦略に迫りました。

政治・経済ニュースはもちろん、インターネット上のまとめから、癒しネタなど、硬軟取り混ぜ、 さまざまな情報を提供するWEBメディア「BuzzFeed Japan」。先月19日に創刊されたばかりですが、 2016年の日本のWEBメディア界にとって、最初にして最大の話題といっても過言でないほど注目されています。 これまでのWEBメディアとは、どんなところが違うのでしょう。日本版創刊編集長の古田大輔さんに聞きました。

「BuzzFeed」は2006年にアメリカで創刊。SNSを中心に情報を拡散するバイラルメディアの代表格として、 日本版を含め、世界11カ国で展開しています。そんなアメリカ版「BuzzFeed」で 培った編集ノウハウは、日本版でも大きな強みになっているのだそう。 そのひとつが世界に約1300人いる取材スタッフの存在。政治、ハリウッド、IT企業など、 それぞれの専門記者がいるため、アメリカ版ではオバマ大統領へのインタビューも実現するなど、 より深い取材源にアタックできるのだとか。

また、バイラルメディアならではの編集ノウハウも。 「もともとアメリカで10年やっているので、それを徐々に進化させてきて、今の形にたどり着いています」と、 わかりやすいインターフェイスや、スマホで最後まで読ませるテクニックに古田さんは自信をのぞかせます。 実は、「渋谷で絶対に食べるべき19のランチ」「女の子を落とすための25の口説き方」など、 数字をタイトルに持ってきて、一つひとつの情報に写真を付けて次々と見せていく手法は 「BuzzFeed」が世界に広めたもの。これが、スマホでどんどんスクロールして、 ついつい手を止めずに下まで読ませてしまう秘訣なのだとか。

どうやったら人の心に刺さって、そして拡散されるのか。「BuzzFeed Japan」ならではの 戦略を古田さんは次のように語りました。

「僕たちは自分たちで記事をつくり、しかもその記事をどういうふうに読者の方が読んでいる かということをすべてデータで取っています。そのデータを見ながら、次はこういうふうに 書いたほうがいいんじゃないか、こういうトピックを取り上げたほうがいいんじゃないかと いうのを内部で議論しながら、よりコンテンツのクオリティーを上げていこうと。 それが僕たちの戦略です」(古田さん)

この春までには動画コンテンツも配信していくそうです。「BuzzFeed Japan」は 日本のWEBメディアにどんな変化をもたらすのか、注目です。

【関連サイト】 「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
オフィシャルサイト https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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