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お堀の水を浄化 災害時はトイレの洗浄水に

J-WAVE平日(月~木)朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」。3月3日のオンエアでは、お堀の水の浄化プロジェクトに注目しました。

「健康」をテーマに街づくりを進めている丸の内ですが、オフィスワーカーだけではなく、街の健康にも目を向けています。丸の内の「大手門タワーJXビル」では、民間企業としては初めての試みとなる、皇居のお堀の水の浄化を行っています。実は現在、お堀の水は、どこからか流れ込んでくる水ではなく、雨水が溜まったもの。この水をどのように綺麗にしているのでしょうか?

三菱地所・丸の内開発部の鈴木将敬さんによれば、お堀の水を内堀通りの下に配管を通して浄化装置に送り、綺麗にした水を、また道路の下を通してお堀に戻していくというものだそうです。

5秒間でバスタブ1杯分(180リットル)の水を浄化できる能力を持っており、1日で25メートルのプール6杯分(最大3000立方メートル)、1年で50万立方メートルの水を浄化できるそう。お堀の水は全部で45万立方メートルと言われているので、約1年間かけてお堀の水を丸ごと浄化する仕組みとなっています。

丸の内で働く人や皇居ランナー、観光客が気持ち良く過ごしてもらうことを目的に進められていますが、さらには災害時を想定して、浄化施設で溜めた水を地上のマンホールトイレの洗浄水としても使える仕組みになっているとか。

お堀の水を綺麗にしながら、災害時のことも考えられた都市計画となっている同プロジェクト。丸の内の街づくりに今後も注目です。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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