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野村訓市 幼少期に通ったプラモデル屋で教えられたこと

野村訓市 幼少期に通ったプラモデル屋で教えられたこと

J-WAVEの日曜20時からの番組「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」(ナビゲーター:野村訓市)。8月28日のオンエアは「思い出の店」をテーマにお届けしました。

野村にとって良いお店とは「その店に行かなければ絶対に会えない店主がいて、その店主を目掛けていろんな人が出会い、集まれるような店」だそうです。

そして、野村にとって1番思い出深いお店は、野村が小学校低学年の時に足繁く通っていたという、近所のプラモデル屋さんです。その店には、少し髪が長い、20代か30代くらいのプラモデルに詳しい店長がいたそうです。何よりも野村がその店長を気に入っていた理由は、子どもの野村に対しても他のお客さんと同じように接してくれたことだと言います。

「初めて大人扱いというか、ひとりの人間として接してもらえたんですね。親切でしたけど子ども向けの喋り方とか、子どもだから優しくするというのがない人で、それが本当に嬉しかったんです」

中でも、思い出深いエピソードがあるようで…。

ある日、欲しかったプラモデルを買いに行った際、貯めたお金の金額を勘違いしており、100円足りなかったそう。どうしてもそのプラモデルを買って作る気でいたのですごく落ち込んでいると、店長が「近くの電車の高架下にたくさん空き缶が落ちているから、それを自分で集めておいで」とビニール袋をくれたそうです。

野村は、訳も分からず必死で黒いゴミ袋いっぱいの空き缶を集めてお店に戻りました。

すると、店長が「空き缶も集めて売ればお金になるんだよ。お金を作るっていうのは大変だろう。君が集めてきたのは僕があとでお店に売ってお金にするから」と言って、100円引きの金額でプラモデルを売ってくれたそうです。

「いつも買っていたからといって安易にまけたり、子どもだからたまにはいいよっていうのではなく、ちゃんとその100円分働きなさいって。初めてバイトをさせてくれて、お金の価値を僕に教えてくれたお店です」

良いお店というのは、いつまでもお客さんの思い出に残る店なのかもしれませんね。皆さんが“良いお店”と聞いて思い浮かべるのはどんなお店ですか?

【関連サイト】
「antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/travelling/

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