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乃木坂46齋藤飛鳥が好きな名曲が渋すぎる…

乃木坂46齋藤飛鳥が好きな名曲が渋すぎる…

J-WAVE土曜朝6時の番組「POP OF THE WORLD」(ナビゲーター:ハリー杉山)。毎週、乃木坂46の齋藤飛鳥がハリー杉山から英語レッスンを受けるワンコーナー「HARRY'S ENGLISH CLASS」。9月24日のオンエアでは、月一恒例、「洋楽の歌詞から英語をもっと身近に感じよう」をテーマにレッスンしました!

ピックアップする曲は齋藤がセレクトするのですが、今回、選んだのは60年代後半から70年代にかけて活躍したロックバンド、Badfingerの「Carry On Till Tomorrow」。

「有名な曲ですけれども、かなり激シブなやつを出してきましたね…。なぜまた?」とハリー。確かにUKロック好きには知られたバンドですが、齋藤の年齢くらいで知っているのは珍しいかもしれません。

「ビートルズが好きでいろいろ調べてたら、このグループが“ビートルズの弟分的な存在”っていうのが出てきて、それから聴き始めて。このくらい落ち着いている曲調が、けっこう私は好きだなぁと思って」(齋藤)

さて、どんな歌詞の内容なのでしょうか? まずはタイトルの「Carry On Till Tomorrow」は直訳すると「明日まで続けていこう」ですが、邦題では「明日の風」と訳されています。ちなみに、“till”は“untill”(~まで)を短くした単語。

齋藤がこの曲の気になる歌詞は、何度も繰り返し歌われる「for my life's too short for waiting when I see the rising sun」という部分。これを日本語にすると…

“rising sun”=「朝日」。
“for my life's too short for waiting”=「待っていたら短い人生は終わってしまう」


つまり、「人生は短いから、朝日が昇るのを待っていたら終わってしまう」といったところでしょうか。

「だから“毎日何が起きようと、後悔なくとにかく実行しよう、自分が思うことをやる”っていうことを自分に言い聞かせている曲かな」と歌詞全体のメッセージを解説したハリー。

そして、歌詞の中に「Carry on」というフレーズが何度も出てくるのですが、これは「継続は力なり」という意味で使われるフレーズだそうです。

サビでは何層もコーラスが入っていて、哀愁を帯びて心に染み入る名曲です。歌詞の意味を知って、改めて聴いた齋藤は「この曲調のおかげで、めちゃめちゃに暗い曲なのかなって思ってて…。でも歌詞を見ると全然!」と、これまでとは反対の印象を持ったようです。知ってみるものですね!

そしてハリーがこの曲の面白いと感じたところは、前半と後半の歌詞のフレーズの変化。前半では「when I see the rising sun(陽が昇るのを見ていると)」が後半では「when I see the “setting sun”(陽が沈むのを見ていると)」に微妙に変わっています。

そのまま受け取ると、“一日の始まりと終わり”ですが、曲としては人生のことを歌っているのではないか、つまり、「Carry On Till Tomorrow」は「明日も続けていこう」というよりも、「人生にモットーを持って、ずっと続けていこう。続けていればきっと結果は出るから」という思いがあるのでは? と解釈したハリー。

細かく歌詞をよく見ていくと、より深さを感じますね。名曲なのでぜひみなさんも、日本語に訳しつつ歌詞のメッセージを紐解いてみてください!

【関連サイト】
「POP OF THE WORLD」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/popworld/

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