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渋谷区が防災訓練をフェス仕立てにした理由

渋谷区が防災訓練をフェス仕立てにした理由

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。8月30日(火)のオンエアには、渋谷区長の長谷部健さんが登場しました。

9月1日が「防災の日」ということで、全国でさまざまな防災に関するイベントや防災訓練が行われます。そんな中、今年の渋谷区は新しいカタチの防災訓練「SHIBUYA BOSAI FES 2016 渋谷区総合防災訓練」を9月4日(日)に代々木公園で開催します。

元々は普通の防災訓練を行っていた渋谷区ですが、平日の防災訓練だと、どうしても学校や仕事のある年齢層が参加できません。また、渋谷区に住んでいる人だけでなく、渋谷区に遊びに来ている人たちが渋谷で被災したらどうするのかといった問題意識から、日曜日にフェス形式で開催することにしたのだそうです。

たとえば渋谷区民に対しては学校の体育館や、区の施設に避難場所を用意していますが、遊びに来ている人たちのための一時避難場所としては青山学院や國學院などの大学、いくつかの商業施設などが指定されているとのこと。確かに、そのようなことは知らずに渋谷に遊びにきている人は多そうです。

ところで、防災訓練を「フェス」という言葉でくくることについて抵抗を持つ人はいなかったのでしょうか?

「多少、抵抗を感じる人が出てくるかもしれないと予想もしましたが、今のところそんなことはなく、むしろ“人が集まらない”“若い人がなかなか参加してくれない”といった課題を抱えていた人たちからは、日曜日にずらしたことを評価してもらっています。また、区民以外の渋谷に関わる人たちを対象にしたことを評価してくださる方もいて、『“フェス”って…遊びじゃないんだから』というような批判は今のところ上がってきていませんね」(長谷部さん)

楽しく学び、正しい知識を身につける「SHIBUYA BOSAI FES 2016 渋谷区総合防災訓練」の具体的な取り組みはオフィシャルサイトで確認することができますが、少しだけ紹介すると、トラディショナルな防災訓練に加えて、イベント広場のメインステージには渋谷区民である江口洋介さんやミュージシャンの原田喧太さんなどが上がり、「渋谷がもしも被災地になったら私たちは何ができるのか」「東北、熊本での経験をどのように活かしていけるのか」などについて皆で考えるディスカッションなども実施します。

J-WAVEからもナビゲーターの平井理央、レイチェル・チャンが参加し公開収録を行います。

9月1日は「防災の日」。皆さんもあらためて災害への備えについて、家族や友人と話し合ってみませんか?

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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