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レジェンド・甲斐修侍 44歳ラストシーズンへの思い

レジェンド・甲斐修侍 44歳ラストシーズンへの思い

J-WAVE金曜朝6時からの番組「~JK RADIO~TOKYO UNITED」のワンコーナー「WORDS FROM THE FIELD」(ナビゲーター:GAKU-MC)。困難を乗り越えた人たちの言葉を紹介するこのコーナー。9月2日のオンエアでは、今シーズンで引退を表明している日本フットサル界のレジェンド、ASVペスカドーラ町田の甲斐修侍選手をゲストにお迎えしました。

甲斐さんが番組に登場するのは2回目で、さらにGAKU-MCと桜井和寿さんとのユニット「ウカスカジー」は、ASVペスカドーラ町田のためだけに曲も作っている、とても縁の深い方なのです。

「ASVペスカドーラ町田」の選手、兼代表取締役の甲斐さんは、1997年に山中湖でフットサルチーム「Azul」を結成。1999年には「ASVペスカドーラ町田」の前身となる「カスカヴェウ」を作りました。そして2007年から「ASVペスカドーラ町田」となり、現在に至ります。

甲斐さんがフットサルチームを作るために、「町田」という街を選んだ理由はなんだったのでしょうか?

「(Fリーグに参入するためには)2,000人以上収容できる体育館がないといけないというのが、最初の条件だったんですね。それが東京都にはなかなかなくて。たまたま町田に2,600人入る体育館があるというお話を聞いて、お伺いを立てたら『ぜひ!』ということだったので」(甲斐さん、以下同)

“日本のフットサルの歴史そのものを歩んできた”と言っても過言ではない甲斐さん。これまでを振り返ってみて一番大変だったことをお聞きしました。

「まさにその参入準備から、申請をして承認をもらうために動いた1年、参入がどうなるかわからないっていう半年くらいは、自分のトレーニングやフットサルをやること以上に優先順位を置いてやってきたので、相当大変だった記憶があります」

基本的には“選手に負担をかけない”という考えだったため、甲斐さんと当時のスタッフ2~3人で、選手に参入決定の報告をしたい一心で乗り越えたそうです。

そして、いよいよ迎えた開幕の年。初めてホームでFリーグのチームとして開幕戦を迎えたときの気持ちはどうだったのでしょう?

「2007年の開幕を代々木でやったんですけど、そのときの代々木は10,000人近く入ってたんです。正直、ピッチに出てボールに触る瞬間までの何秒間かで、ちょっとウルッときましたね(笑)」

今シーズンのFリーグで、ASVペスカドーラ町田は現在4位。手応えはいかがでしょうか?

「今年は大型補強と言いますか、フットサル界のスーパースター・森岡選手が入団してくれたので、本当に満を持して開幕したんです。でも森岡選手、イゴール選手の怪我があったりして、思うようなスタートダッシュはできなかったんですけど、なんとかいい状態になってきてるかなとは思います」

そう語ってくれた甲斐さんですが、今シーズンでついに引退を表明されました。「毎年ですね、『今年が最後かなぁ』と“やめるやめる詐欺”ばりに言っておりましたけども…」とGAKU-MC。これを「本当、詐欺でしたよね(笑)」と認める甲斐さん。しかし、今回は本当にラストシーズンとなってしまいました。

その心境と、最後にかける意気込みをお聞きしました。

「僕は最後の年で、チームが優勝するためにできることを、なんでもやらないといけないと思ってます。ただ、試合に出ないとか、出ることを諦めるという姿勢ではいけないと思ってるんで。良い選手もたくさんいますし、若い有望な選手も増えているんですけど、そんな中でも試合に出るという意気込み、常に若手に負けないくらいギラギラを見せつつ、チームの活性化を図れればいいなと思っています」

見納めになってしまうのは、すごく寂しい気持ちもありますが、シーズンはまだまだこれから! ぜひ会場に足を運んで応援しに行きましょう!

【関連サイト】
「WORDS FROM THE FIELD」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/words-from-the-field/

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