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キューバの演歌 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの魅力

キューバの演歌 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの魅力

J-WAVE土曜21時からの番組「American Airlines MUSIC FLIGHT」(ナビゲーター:サッシャ)。9月17日のオンエアでは、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の魅力を、ワールドミュージック専門誌『LATINA』編集部の坂本悠さんに紹介していただきました。

そもそも、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとは、キューバの老ミュージシャンらで結成されたバンド。1997年にアルバムを発表し、1999年にドキュメンタリー映画が公開されたことで、世界から注目されました。

“ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ”は、1920年代にハバナに実在した会員制音楽クラブの店名だそうです。1997年に発表したアルバムの収録に参加したミュージシャンの多くが、ここの会員だったからことから、そのままアルバムにも名前を採用したとか。アルバムに参加しているアーティストの中で、最年長でリーダーのコンパイ・セグンドはなんと当時92歳! まさに大人のバンドですね。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブは、当初は西アフリカ・マリのミュージシャンとキューバのミュージシャンが、アメリカのギタリストであるライ・クーダーのプロデュースで共演するという企画だったそうです。しかし、西アフリカのミュージシャンたちがトラブルにより収録に来れなくなってしまい、急遽ミュージシャンを集め、レコーディングしたのがブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブだったそうです!

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの音楽は、ラテン音楽の中では「ソン」というジャンルに分類され、これは日本でいうと「演歌」に相当するのだとか。大人の魅力溢れるサウンドではあるのですが、若いアーティストたちの楽曲にも取り入れられているそうです。一体どんな音楽なのか、聴いてみたくなりますね。

2015年にはニューアルバム「LOST & FOUND」がリリースされました。これは当時収録されなかった楽曲が入ったアルバムで、聴き応えたっぷりだそうです。何年経っても愛されるキューバの大人の音楽、秋の夜にいかがですか?

【関連サイト】
「American Airlines MUSIC FLIGHT」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/musicflight/

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