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ポップでカッコいいヨーロッパのシニア向け住宅

ポップでカッコいいヨーロッパのシニア向け住宅

J-WAVE日曜21時からの番組「SEIBU SOGO CREADIO」(ナビゲーター:佐藤オオキ・クリス智子)。9月18日のオンエアでは、翌19日(月)の「敬老の日」にちなんで、「シニアとデザイン」をテーマにお送りしました。

シニアとデザインといえば、ユニバーサルデザインやバリアフリーなどが思い浮かぶ方もいるかもしれませんが、これらは“誰も”が使いやすいデザインのこと。では、シニアのためのデザインとはどういうものがあるのでしょうか?

まず紹介したいのが、アムステルダムにある高齢者用集合住宅の「オクラホマ(WOZOCO)」。こちらは20年近く前に建築家集団のMVRDVが手がけた建築なのですが、バルコニーや部屋が引き出しのように飛び出しているポップなデザインになっています。もともとクライアントである住宅会社はビルに対して100部屋を希望していたのですが、面積が足りなかったためMVRDVのメンバーが「それなら部屋を外に取り付けるしかないですね」と冗談半分に言ったことでこのデザインが生まれたそうです。

また、パリにある高齢者用集合住宅「モランジス・リタイアメントハウス」は、建物の全体に木が使われたシンプルなデザインに、黄色の窓やドアが取り付けられた、こちらもポップなデザイン。ヨーロッパでは、見た目では高齢者用の施設だとはわからない建築も増えてきているそうです。

他にもシニア世代が活躍できるプロジェクトも生まれています。

オランダのニットブランド「Granny’s Finest」は、編み物が得意なシニア世代と若手のデザイナーがタッグを組んでニットを作るファッションブランドです。広告やホームページをアーティスト志望の若い世代が担当しており、洗練されたデザインが特徴のブランドです。

これらのデザインを見てクリスは、「海外ではわざわざ『シニアに向けて…』って言わない印象がありますね」とコメント。これには佐藤も同意し、「世代を意識してデザインをする時代が終わりに向かっているのかも」と考えを明かしました。

市場の多くを占めるシニア世代ですが、彼らが求めるデザインとは何なのでしょうか? シニアのためのデザイン、これからどう変化を遂げるのか興味深いですね。

【関連サイト】
「SEIBU SOGO CREADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/creadio/

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