音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
KenKenもびっくり! 「破天荒」の本当の意味は?

KenKenもびっくり! 「破天荒」の本当の意味は?

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「AVALON」(火曜担当ナビゲーター:KenKen)。10月25日のオンエアは「AVALONイチ受けたい授業!」の2日目ということで、「タメになる日本語の使い方」をKenKenと一緒に学びました。

この日、正しい日本語をレクチャーしてくださったのは、都内の大学受験塾やカルチャースクールで講師を務め、12万部を突破した「正しい日本語の使い方」をはじめ、数多くの著書を出版している国語教師の吉田裕子先生。なんとKenKenと同い年だそうで、これにKenKenは「いろんな人生があるねほんと…」と感慨深げでした(笑)。

吉田さんが日本語に興味をもつきっかけとなったのが、高校の時、古文で習った蜻蛉日記だそうです。「これが非常にぶっとんだ内容でして、夫の浮気に21年間悩み続けるっていう作品で、これが日本語に興味をもったきっかけでした」(吉田さん、以下同)

ここ数年、若者たちの日本語の乱れが指摘されています。文化庁が先日、平成27年度の国語に関する世論調査を発表したところ、「ら抜き言葉」について、10代は76.2%が「見れた」、60.7%が「出れる」を普段使っていることが明らかに。

これにはKenKenも「俺もそうかも…」と共感していましたが、吉田さんいわく、ら抜き言葉にはメリットもある(?)そうで…

「『見れてますか?』って言われたら、可能の意味で聞かれているのがすぐわかります。これが『見られますか?』と言われると、尊敬なのか可能なのかちょっと悩んじゃう。その区別がすぐにつくっていうのは、ら抜き言葉は日本語の進化かもしれないという学者さんもいます」

また、吉田さんが昨今気になっていることとして、慣用語やことわざを間違って使っている例があるそうです。

その例として登場したのが「破天荒」という言葉。「ちょっとハチャメチャな行動を大胆にもやってしまう」という意味かと思ったら、実は違うそうで…

「昔、中国の“天荒”という地域では、“科挙”という難しい試験に、一度も合格者が出たことがないという状況が長く続いていました。ある時、ついに念願の合格者が誕生し、そこから『合格者が出ないというジンクスを“破った”』ということで、『未だかつてない偉業を成し遂げた』ことを『破天荒』と言うようになったんです」

これにはKenKenも驚きつつ、「俺がシモキタで何か偉業を成し遂げたら“破下北”になるんだ!」とコメントしていました(笑)。

他にも「抜き打ち小テスト」というかたちで、「正しい敬語」をテーマに吉田さんが用意した問題にKenKenが挑戦! また、リスナーから寄せられた「人と仲良くなるコツは?」「つきあったばかりの彼氏にフラれた」といったお悩みにKenKen節が炸裂するなど、この日も名言連発の盛りだくさんな夜となりました。

【番組情報】
番組名:「AVALON」
放送日時:月・火・水・木曜 22時-23時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/avalon/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。