音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
果たしてスウェーデンにLiLiCoの銅像は立つのか

果たしてスウェーデンにLiLiCoの銅像は立つのか

【連載】やきそばかおるのEar!Ear!Ear!(vol.11)

私は、LiLiCoさんがラジオ番組に登場する度に「LiLiCoさんとラジオは相性が良いなぁ」と思っていたのですが、ついにLiLiCoさんがナビゲーターを務める番組「ALL GOOD FRIDAY」(金曜11時30分-16時)がJ-WAVEで10月からスタートしました。

あのジョン・カビラさんの番組「~JK RADIO~TOKYO UNITED」のすぐ後に始まります。肉のあとに、さらに肉を食べるようなゴージャス感! 特にLiLiCoさんがよくゲスト出演していたピストン西沢さんの番組「GROOVE LINE」(現在は「GROOVE LINE Z」として放送中)のファンの皆さんの中には、ヨダレを垂らしながら待っていた人も多いのではないかと思います(私もそのうちの一人です)。LiLiCoさんのパワーなら、六本木ヒルズの森タワー33階から、マイクを使わなくても肉声で声が届きそうな勢いです。

しかし、中には「LiLiCoさんのことはボンヤリとは知っているけど、詳しくは知らない」という方もいるハズ。そこで、LiLiCoさんの特徴をさらによく分かるように、ことわざをモチーフにして表してみました。

■「桃栗3年 柿8年」→「桃栗3年 LiLiCo24年」

「何事も成熟するには時間が必要」という喩え。LiLiCoさんが生まれ故郷のスウェーデンから日本にやってきたのは18歳の時。当時は日本語の勉強のために毎日、「笑っていいとも!」(フジテレビ)を見ていたそうです。1989年、21歳でデビューしたものの、順風満帆とはほど遠い生活を送ります。マネージャーと2人で5年間、車でホームレス生活をしながら、歌手としてスナックで営業活動をしていたこともあり、そのことを数年前にカミングアウトした時は、日本中がザワつきました。

紆余曲折を経てようやく、LiLiCoさんを世に知らしめるきっかけとなった「王様のブランチ」(TBS)のレギュラーが決まります。さらにその後、尊敬するタモリさんに「テレフォンショッキング」で会った時は「デビューしてから24年間、この日がくるのを待っていました。出演が決まった時は、涙が止まりませんでした」と当時のブログで綴っていました。柿が成熟する3倍の時間がかかった分、立派な実がついたわけです。

■「故郷に錦を飾る」→「スウェーデンにLiLiCoを飾る」

生まれ故郷であるスウェーデンによく里帰りしているLiLiCoさん。その活躍ぶりから、そのうちLiLiCoさんの銅像が立つのではないかと、私は勝手に思っています。ちなみに、LiLiCoさんのインパクトが強いので、スウェーデンの人はみんな明るいというイメージがありますが、「そうじゃないのよ!」と言っていたのは、旅人でエッセイストのたかのてるこさん。たかのさんはヨーロッパをまわっている最中に、ちょうど里帰り中だったLiLiCoさんと合流することになったそうです。そこでスウェーデンの人たちは意外にもシャイだということが判明。ただし、「お酒を飲むと全員がLiLiCoさんみたいになる!」と、先日出演したJ-WAVEの番組でおっしゃっていました。スウェーデンの人と仲良くなるには、お酒が必須のようです。

■「鬼に金棒」→「LiLiCoにヒール」

LiLiCoさんを語る上で欠かせないのが「GROOVE LINE Z」で放送していた名物コーナー「ラジオゲリラ」。中でも、自分の失敗を告白してLiLiCoさんにヒールで踏んでもらう「LiLiCo姉さんに踏んづけてもらおう選手権」では、その名の通り、LiLiCoさんに踏まれたいリスナーが大集結。9月の放送回では、この日のために購入したという、クリスチャン・ルブタンの12センチヒールのパンプスを履いて登場。「ルブタン仕様のLiLiCoが行くわよ~! 待っててねぇ~!」というLiLiCoさんの言葉に、「ウォーーーー!」と狂喜乱舞するリスナーたち。

女王様姿のLiLiCoさんを先頭に街をゾロゾロと歩く様子は、はたから見ると大名行列さながらだったそうです。LiLiCoさんは通りがかった外国人にモテモテで、差し入れにムチをもらったとか。 果たして、その人はわざわざムチを買いにいったのか、それともたまたま持っていたのか…。

■「鶴のひと声」→「LiLiCoのひと声」

「ALL GOOD FRIDAY」12時30分過ぎからのコーナー「FOLLOW ME!!」では、リスナーからのお悩みにアドバイスを送っています。ランチの時間帯ですが、「飲みに行くだけじゃなくて、3回くらいはシラフで会わなきゃダメ!」「壁にぶつかっているのは、前に進んでいる証拠!」「悩むんだったら辞めちゃえ!」と、悩めるリスナーにとっては魚の骨がグサグサ刺さるような助言を連発しています。

そんなLiLiCoさんですが、先日の放送では「身体の関係は、非常に大事なの」と言いつつ、「でも私、意外とリピーターがいないのよォ~」とポロリとグチをこぼしてしまう場面も…。それでも明るいLiLiCoさん。「武士は食わねど高楊枝」ならぬ、「LiLiCoは食わねど高楊枝」のようです。

LiLiCoさんと一緒に「ALL GOOD FRIDAY」をナビゲートするのは、ドラマ「レンタル救世主」(日本テレビ)でも活躍中の稲葉友さん。LiLiCoさんのパワーに吹き飛ばされないように頑張っています。笑いの絶えない4時間半。まさに「笑う門には福来たる」ならぬ「吠えるLiLiCoにはリスナー来たる」ですね。お後がよろしいようで。

ALL GOOD FRIDAY https://www.j-wave.co.jp/original/goodfriday/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。