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ポケモンGOより早い? 下町で妖怪を捕らえるアプリ

ポケモンGOより早い? 下町で妖怪を捕らえるアプリ

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「TAKE ONE ACTION」。12月25日(日)のオンエアでは、東京・南千住の”妖怪”をつかまえるアプリ「南千住百物語」を紹介しました。

このアプリは、起動させるとグーグルマップと赤いピンが表示されます。その場所に行くと、スマートフォンが”妖気”を察してブルブルと振動し、その場所にまつわる伝承を知ることができるというものです。実は「ポケモンGO」より早く、2年の開発期間を経て2014年3月に誕生しました。開発したのは企業ではなく、地元の南千住を愛するNPOです。

仕掛け人であるNPO法人「千住すみだ川」の海老江重光さんによると「(ポケモンGOが登場した時は)俺たちの方が早かったのに…」と思ってはいたものの、街歩きアプリが浸透したことには期待しているとのことでした。アプリを開発しようとしたきっかけは、アートプロジェクトの一環として、現代ならではの”絵巻”を作ろうと思ったことにはじまるそうです。しかし、当初は海老江さんは妖怪にあまり興味がなかったそうで…。

「アートディレクターで、妖怪造形作家の天野行雄さんと活動していくうちに、興味をもつようになりました。妖怪は人から人へと語り継がれていくもので、全く何もなく再開発された街にはそういう話がないんです。例えば、ある場所に近づくと危ないことを『カッパがいる』ということで子どもに注意喚起をしていて、そうした伝承が残っていることが良いことだなと思いました」と、海老江さん。それでもはじめは、「心霊スポットを作りたいのか?」と誤解されたこともあったそうです。平井は「まさに、その場の歴史の結晶が妖怪という存在になっているのですね」と感心していました。

今では毎年「妖怪」の授業が1校の中学校と3校の小学校で行われていて、子どもたちは楽しみながら伝承を学んでいるそうです。「時間割に『国語、算数、妖怪、妖怪』って書いてあります(笑)」と、海老江さん。まさに、街の良いものと新しい視点を妖怪がつないでいるわけです。みなさんもダウンロードして、正月休みに楽しんでみては?

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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