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箭内道彦「藝大から就職するのは負け組感があった」

箭内道彦「藝大から就職するのは負け組感があった」

タイムフリー

J-WAVE日曜22時からの番組「J-WAVE SELECTION」。毎月最後の日曜日は、イノベーター発掘プログラム「INNOVATION WORLD」(ナビゲーター:VERBAL)をお届けしていますが、1月29日のオンエアは、ケガ療養中のVERBALに代わり、ピンチヒッターとして川田十夢がナビゲーターを務めました。

そしてこの日のゲストは、東京藝術大学准教授で、クリエイティブディレクターの箭内道彦さん。この日が初対面だったそうですが、川田にとって箭内さんは「実在するんだ!」と思うほどのスーパースター的存在だったようで、緊張を隠せない様子(笑)。

東京藝術大学の美術学部から、広告業界に進んだ箭内さん。どのように進路を決めたのか川田が質問すると、箭内さんは大学時代、「なんにでも目の前のものに逆らうこと、逆をやることで自分のやるべきことを見つけていた」時期があったと言います。

「その頃、芸術のお高く止まっている空気なんかが苦手だったんですよね。自分は芸術っていうものに行くよりは、もっとたくさんの人にわかることとか、小さなお金で届けることができるものとか、そっちに行きたいな」と当時は考えていたため、“アンチ芸術”ということから広告業界を選んだことを明かしてくれました。

そして見事に広告代理店に就職した箭内さんでしたが、当時の風潮として「藝大は、『就職する』こと自体、負け組感があった」(箭内さん)のだとか。「パンの耳をかじってでも好きな絵を描いていくんだ」というのが藝大生のメインストリームだと思っていたため、ご本人としては「脱落した」という気持ちもあったそうですが、「負けないぞ!」とも思っていたそう。

川田からの「藝大で学んだことからの飛躍というか…広告って、人にわかってもらわなくちゃいけない。逆のことをやらなきゃいけないじゃないですか」との疑問には、「実家が商売をやってたんで、お客様に対して自分が何をサービスできるかとか、それが染み付いていた」と意外な回答が。さらに「人目が気になる子供だったんですよね。自分の考えは置いといて、人に何をすれば『いいな』って喜んでもらえるかとか、そういう所がうまいこと広告と結びついていったんじゃないかなと思います」と続けてくれました。

番組の中で「川田さんみたいなお仕事している方に仲良い人いなくて。でもそういう人たちと一緒に作る“輪”って絶対必要になるなと思ってて」と、突然、箭内さんからラブコールを送られた川田は、「マジっすか!?」と大喜び(笑)。さらに最後に今後の予定を聞かれた箭内さんが、「AR三兄弟の川田十夢さんと何か新しくて素敵でグッとくるものを作るんじゃないですかね」と言うと、「こんなグッとくることってありますか!? 『好き』って思いました!」と、箭内さんの粋な言葉に感動していた川田でした(笑)。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聞き直せます。

【番組情報】
番組名:「INNOVATION WORLD」
放送日時:毎月最終日曜 22時-22時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/innovationworld/

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