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農業のカーナビ? ハイテク“かかし”が登場

農業のカーナビ? ハイテク“かかし”が登場

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。今週は、さまざまなテクノロジーが私たちのワークスタイルをどう変革していくのか!? その先にある“豊かな働き方”を考えています。最終日となった2月23日(木)のオンエアは、農業のIT化について、「e-kakashi」の開発者、PSソリューションズ株式会社の山口典男さんに話を伺いました。

「kakashi(かかし)」といっても田んぼの中に立っている大きなかかしではなく、小さくても、より良い作物を効率的に生産するために開発された、すごいツールです。弁当箱を少し大きくしたほどのサイズで、非常にタフに作られていて、機能は大きく分けると、データを集める機能と、集めたデータで知識処理を行う機能があります、

「センサーで空気や水の温度、日照の量などのデータをとりながら、作物の生育ステージごとにどうなっているかを読み取ります」(山口さん)とのこと。さらに、そのデータを活用して、カーナビのようにアドバイスをしてくれるシステムに発展させるそうです。

「例えば、土の状態を分析して『そろそろ虫が出てくるから、退治した方が良い』といったようなことを教えてくれるようになります」と山口さん。さらに、農業の場合は生産者の経験や勘によるところが多いですが、そういった「匠の技」も数値化して役立てているそうです。温度調節など、いろいろなことが自動化されていくことで、忙しい農家の皆さんでも週休2日制にすることが可能で、新しく農業を始めようとする人にとっても、非常に便利です。

ところで、農業は儲からないというイメージがあるかもしれませんが、ここ30年、ヨーロッパでは生産者数が減っている一方、生産高は上がっているそうです。ただ逆に、日本では、生産者数だけでなく生産高も下がっています。それでも北海道や九州では、ITを活用しつつ、農業をビジネスにして成功している会社もあるとのことでした。

山口さんの話を聞いた別所は「農家が変わりますね!」と関心を寄せていました。ハイテク化していく農業の今後に注目です。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時ー9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.html

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