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桐谷健太、出演中の映画に「味わったことのない感覚」

桐谷健太、出演中の映画に「味わったことのない感覚」

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTEE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。2月25日(土)のオンエアでは、俳優の桐谷健太さんをゲストにお迎えしました。

桐谷さんは、この日から全国公開された映画「彼らが本気で編むときは、」に出演しています。この映画はつい先日、第67回ベルリン国際映画祭でLGBT(セクシュアル・マイノリティの人たち)を題材にした全37作品の中で、優れた作品に贈られる「テディ審査員特別賞」を日本映画として初めて受賞しました。

同作は「かもめ食堂」や「めがね」の監督でおなじみの荻上直子監督、5年ぶりの新作。物語は小学5年生の女の子・トモの母親が男性を追って家を出てしまうところからはじまります。母と二人暮らしだったトモは、叔父である桐谷さん演じるマキオの家に向かうのですが、そこにはリンコ(生田斗真)という美しい女性が一緒に暮らしていました。リンコはトモが出会うじはじめてのトランスジェンダーの女性。それから三人の共同生活がはじまっていく…というストーリー。

この映画を観たマリエの感想は「めちゃくちゃ良かったです。今、『良かった』って言ってる自分が鳥肌立ってるくらい、とっても感動しました」と大絶賛。桐谷さん自身も「素敵な作品になったなぁって僕もすごく感じました。なんか自然と涙が流れたんですよね」と、手応えを感じているようです。

さらにマリエはこの映画について、LGBTだけではなく、親に捨てられたり、放って置かれて育った子どもや、LGBTの人を愛した人への偏見など、いろんなマイノリティを“一つの当たり前に起きる出来事”として切り取っているところが、本当に感動したと言います。

一方、桐谷さんはこの映画で自分の子どもの頃を思い出すそう。「家族でご飯食べたときとか、ちょっと腹減ったなぁって思いながら帰ってる帰り道とか…。そういうことを思い出せて。辛いことも感じてしまう作品ではあるんですけど、あったかい気持ちになった」(桐谷さん)

今回が荻上監督とははじめてのお仕事だったという桐谷さん。その印象を「荻上さん、変わってますよねぇ?」と周りにいるスタッフに確認していました(笑)。これまで出会ったことのないタイプの監督さんだったようです。「けっこう毒舌やったりもするし、『歯に衣着せぬ』と言いますか。でもそこもおもしろいんですよ。それは芝居以外のことであったり、ね」と、荻上監督の印象を語ってくれたのですが、自分で脚本を書いて自分で監督をして、という部分の信頼感はすごくあったそうです。

また、荻上監督の作品に対する思いを受けて、桐谷さんは、「今回は自分のことよりも、斗真が美しく見えるように支えたいとか、監督が満足いくように、現場の空気がどんどんいい方向になるように、ってことをすごく感じながらやれた役で、自分でもびっくりしました。今までは『俺が一番目立ったる!』って思いでやってきたんで、『あれ? こんな俺おんねや』って」と話し、今までにない不思議な感覚を持ったそうです。

桐谷さん演じるマキオですが、荻上監督のなかでご自身の旦那さんも“入っている”そうで、「ホントに話にオチもないし、服もダサいし、でもすっごい優しいんです」と話していたそう。このときに桐谷さんはすごく愛を感じたそうで「リンコさんもマキオのことを『ダサいよね、あのパンツ』とか言ったりするけど、すごく頼りにしてるっていうか、頼もしいと思ってるんだろうなって思うと、マキオ像ができてきて」とさらに確信を持った桐谷さんでした。

そんな桐谷さんの作品、役への自然な愛が感じられる「彼らが本気で編むときは、」を、ぜひスクリーンで確認してみてください!

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【番組情報】
番組名:「SEASONS」
放送日時:毎週土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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