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監督に聞く、話題のセクシャルマイノリティーの映画

監督に聞く、話題のセクシャルマイノリティーの映画

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「OPINION」。2月26日(日)のオンエアでは、映画『かもめ食堂』などで知られる映画監督の荻上直子さんをお迎えして、生田斗真さん主演の最新作『彼らが本気で編むときは、』についてお聞きしました。

今作の大きなテーマは「セクシャルマイノリティー」です。まずは、荻上さんに映画を製作しようと思ったきっかけをお聞きしました。

「20代前半にロサンゼルスの映画学校に通っていたんですけど、まわりにゲイやレズビアンの友達がたくさんいたんです。帰国した途端にセクシャルマイノリティーの友達が一気に減って、割合はロサンゼルスと同じくらいいるはずなのに、日常で見かけないのが不思議だったんです」

また「偶然目にした新聞記事で、トランスジェンダーのお子様をお持ちのお母様が、彼女が思春期のときに『おっぱいがほしい』と言われて、”ニセ乳”を作ってあげたっていうエピソードを聞いて、『ニセ乳』っていう言葉に衝撃を受けたんです。そのことが、この映画を作ろうを思ったきっかけでした」と荻上さん。

主人公は、トランスジェンダーのリンコ(生田斗真)。女性の心をもっているが故に、トモちゃんという小学5年生の女の子が来たときに母性が目覚めてしまう、そのときの葛藤を描いています。

平井:荻上さん自身が当事者ではないこともあって、どのように描くか迷いましたか?
荻上:「偏見や差別があってはいけない」「誰かを傷つけてはいけない」と思って、撮影する前にトランスジェンダーやゲイの友達に脚本を読んでもらいました。そしたら「大丈夫。自信を持って作って」って言われました。

最後に荻上さんに、「未来への提案」をお聞きしました。

「将来、ゲイやレズビアンの方々が、結婚できる世の中になることを願っています。自分がマイノリティーになったときに偏見の目で見られる可能性があるということをひとりひとりが認識していくと、一歩、先に進めるのではないかと思います」

と語りました。映画『彼らが本気で編むときは、』は只今公開中です!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「WONDER VISION」
放送日時:毎週日曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

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