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世界のピアニストが語るボストンのジャズカルチャー

世界のピアニストが語るボストンのジャズカルチャー

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「American Airlines MUSIC FLIGHT」(ナビゲーター:サッシャ)。3月4日(土)の放送では、バークリー音楽院を中心に根付くボストンのジャズカルチャーを、同校出身のジャズピアニスト、上原ひろみさんに伺いました。

ボストンには音楽エデュケーションにおける名門が集まります。なかでもジャズを中心に、アメリカ音楽シーンで活躍するミュージシャンたちを次々と輩出してきた「バークリー音楽院」は、世界中から若き才能が集まる、アメリカ音楽教育機関の最高峰の一つです。そんなバークリー音楽院出身の上原さんも、在学中の2003年に、名門レーベル「テラーク」と契約し世界デビューを果たしました。

上原さんは、この学校の印象について「音楽漬けの毎日を送る場所。学校がある地域には、音楽大学やアート系の大学が密集し、街にいる人はほぼダンサーかミュージシャンという環境で、入学当初、同じ志を持って世界中からミュージシャンが来ていて『すごい人がたくさんいる!』と思いました」と最初は衝撃を受けたそうです。

バークリー時代の上原さんは、作曲科を専攻し、毎日書き物の勉強が1~5限、その後は宿題をやるか、セッションやライブをしたりと、まさに音楽漬けの毎日。そのなかで学生たちは、「いいな」と思ったミュージシャンに自分から声を掛け、仲間を見つけてライブを計画し、学内のホールなどで、50人規模から最終的には1000人が入る大きなホールなどで演奏をするそうです。

このバークリー音楽院ですが、講師のなかには現役のミュージシャンも多く、先生と生徒がセッションするなんてこともしばしば。上原さんのファーストアルバムでドラムを叩いているデイヴ・ディセンゾは、バークリーの先生で、上原さんがライブを観て衝撃を受けてから校内で“スカウト”したそうです。

「いろいろな学科があります。パフォーマンス、作曲、ジャズコンポジション。あとはCM音楽のようにビジュアルに音楽をつけるような学科。フィルムスコアリングという映画音楽科やクラシックに特化した作曲科もあります。いろいろな音楽を好きな人がごった煮になって集まっていて、コルトレーン、ベートーヴェン、メタリカのTシャツを着た人が一緒にいるような…『音楽はすべてそこにある』っていう学校ですね」と上原さん。

番組の最後は、ボストンのオススメフードの話題に。上原さんは、ボストンのクラムチャウダーが大好きで、特に「リーガルシーフード」というお店の白いニューイングランドクラムチャウダーを、パンに浸しながら食べるのが絶品だと教えてくれました。

なお、番組内のワンコーナー「MY JET STORY」でも、世界中の空港を巡るジェットセッターである上原さんが「ピアノを弾ける空港」などについて、ミュージシャンならではのお話をしてくれました! 番組サイトでは、この日のプレイリストを掲載。世界的DJジャイルス・ピーターソンが選曲&コメントした2曲とあわせて、ぜひチェックしてみてください!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「American Airlines MUSIC FLIGHT」
放送日時:毎週土曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicflight/

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