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実はバイオレンス?エロティック? 階段の隠れた魅力

実はバイオレンス?エロティック? 階段の隠れた魅力

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「LAUGH SKETCH」(ナビゲーター:佐藤オオキ)。5月13日(土)のオンエアは、雑誌「Casa BRUTUS」の編集長、松原亨さんをお迎えしました。

今回のテーマは「階段」。建築科卒でもある佐藤は階段に対していろいろと思うところがあるようで、特に気になっていたのは「階段まわりの名称」とのこと。たとえば、階段の段差の面の部分を「踏面(ふみづら)」、垂直の部分を「蹴上(けあげ)」と呼びます。佐藤いわく「蹴り上げて顔面を踏みつける、要はそれが階段」と、そのバイオレンスな字面からあまり階段に対する印象は良くないようです。

また、階段下にある、人が入れない空間「デッドスペース」に至っては、「デッドスペースですよ!? どれだけホラーなんだっていう話じゃないですか。主婦の人が雑誌などで『下駄箱にしました』とか言ってるんですけど、そこ『デッドスペース』だろ!?」と階段用語から滲み出る怖さをテンション高く語っていました(笑)。

そんな佐藤と、今回「階段」について語るのは「Casa BRUTUS」の編集長、松原亨さんです。松原さんは、佐藤が建築に携わった奈良県天理駅前にある公園広場「コフフン」に設置されている階段を見て、「階段って確かにおもしろいと思いました。階段って降りて行ったり登ったりするものなんですけど、それって座れる場所でもあるじゃないですか?」と、まずはその多面性に注目。続けて佐藤も「家具と建築の中間みたいな、結びつける要素なんですかね?」と問い返すなど、少しずつ考察は深みを帯びていきます。

続いて、話題は「螺旋階段」に。「直線上の階段はドラマティックで、螺旋階段はエロティックだと思う」という独特な感性を披露する佐藤に、松原さんも「そうくる?」と少々困惑気味…。ただ、松原さんにとっても螺旋階段は特別な存在のようで、特にかっこいいと感じたものに、ル・コルビジェの「サヴォア邸」を挙げていました。

さらに松原さんは、サヴォア邸を構成するスロープにも言及し「螺旋階段とスロープ、これは究極」と熱弁。それを見て「家を建てるんなら絶対スロープと螺旋階段にしよう」と決めたとか。また、松原さんは「手摺りのない階段」の魅力についてもコメント。おすすめは、メキシコの建築家ルイス・バラガン邸で、「ぜひググってほしい」とのことでした。

番組の終盤では、映画「ロッキー」「君の名は。」などに登場した階段の持つドラマ性や、「登って下って」という動作に人生を重ねるところにまで話が及び、話題は尽きそうにありませんでした。これでみなさんも、明日から違った視点で「階段」を眺められるかもしれませんね!?

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「LAUGH SKETCH」
放送日時:毎週土曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/laughsketch/

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