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シャガールの友人でもあった多才な芸術家の初回顧展

シャガールの友人でもあった多才な芸術家の初回顧展

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(金曜担当ナビゲーター:山中タイキ)。10月27日(金)のオンエアでは、渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代」の話題をお届けしました。

1982年にドイツ生まれ、スイスで活動したオットー・ネーベルの日本初の回顧展。友人だったシャガール、カンディンスキー、クレーの作品も展示されています。一般的には彼らの名前の方が知られていますが、ネーベルは画家でもあり版画家、詩人とマルチな才能の持ち主でした。

今回の展示では、活動初期から晩年に至るまでの作品が一堂に会していますが、山中いわく、キーワードは「色」と「形」。「色と形が素敵なんです。キャンバスの上で自由自在に操っているなあ、という印象があって視覚的な驚きがあります」と説明しました。

また、今回の展覧会についてこんなアドバイスも。

「まずは説明文などを読まずに、作品だけを観ていけば面白いと思います! ただ、シャガール、カンディンスキー、クレーのような、彼が影響を受けた作品もありますので、作者名だけはチェックして見てくださいね」(山中)

画家になる前は演劇や建築を勉強していたというネーベル。その影響が作品にも色濃く反映しています。「イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)」という建物の輪郭を単純化して長方形や三角形を組み合わせながら色のコントラストで街を描いたシリーズや、教会の内部空間を描いた作品などは必見だそう。

山中は「画家の才能以上に、建築家の素養を絵画で発揮している。まさに、絵を建築している! というふうに感じました」とその印象を語りました。

「オットー・ネーベル展」は12月17日(日)まで開催されています。

オンエアでは、その他に「第30回東京国際映画祭」の特別招待作品「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」を紹介しました。ストップモーションアニメーションの最高峰ともいえるスタジオ「ライカ」が手がけたこの作品の舞台は、いにしえの日本。武器は刀でなく三味線で、主人公の少年の名はクボ…と、日本人は特に気になる設定です…。こちらも大注目です。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/zappa/

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