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父の勘違いがなければ歌手・八代亜紀はいなかった

父の勘違いがなければ歌手・八代亜紀はいなかった

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「SAPPORO BEER OTOAJITO」(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。11月25日(土)のオンエアでは、八代亜紀さんをゲストにお迎えしました。

ロック、ポップス、ジャズ、ブルース、演歌。ジャンルや世代を超えて多くのリスナーを魅了し続ける八代さん。小さい頃はお父様が得意だった浪曲を聴きながら育ったそうです。歌手活動だけに留まらず、画家としても活躍されていており、こちらもお父様が絵を描いていた影響だそう。なんと、八代さんはフランス「ル・サロン展」の永久会員!

「永久会員に誰がいるか知ってます? ルノワール、モネ、マネとか、八代亜紀とか(笑)」(八代さん、以下同)

この蒼々たるメンバーに、クリスも「すごい!」しか出ませんでした。

また、「絵の才能と音楽の才能は近いものがある」と言うクリスに、「一緒です」と八代さんはおっしゃいます。「歌ってると絵が浮かぶ。ストーリーと絵がストップモーションで浮かんで。そして、絵を描いてるとメロディが浮かんでくるんですね」と八代さん。

八代さんは15歳で熊本から上京されたのですが、「上京っていうか…追い出されました。勘当されました」とおっしゃいます。理由はキャバレーで歌っていたことをお父様に知られたからだそう。

「父が『不良になった』って言って。『不良はいらない』って」

しかし、八代さんがキャバレーで歌った理由は、お父様を助けたい一心からだったそうです。八代さんが12歳の頃にお父様が会社を作られたのですが、とても苦労されていたそう。その頃にお父様がレコードをよく買って来てくれたため、「クラブシンガーになりたかったの。それでいっぱい稼いで、お父さんを助けたいと。会社を助けるんだ! とういう風に思って」と当時の気持ちを振り返られました。

大好きだったお父様を思うからこその行動だったのですが、逆に勘当されてしまった八代さん。しかし、そんなことがあったからこそ、「今がある」とおっしゃいます。

「あの時、お父さんが『亜紀、今回だけは許す。2回目は許さないぞ』ってもし言っていたら、今がないの。今頃、熊本にいて売れない画家。それを思うと、どれが正しくて間違ってるか、じゃないですね。振り返って今が良ければ、それは正しかった道じゃないかと、私は声を高らかに言いたいですね!」

「過去を否定せずに、今を前向きに生きる」。八代さんの人柄がよくわかるエピソードですね。

この他、上京してからお店で歌っていた頃の驚きのお給料や、デビュー後にお父様と仲直りしたきっかけのエピソードなど、貴重な話をたくさん聞かせてくれました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「SAPPORO BEER OTOAJITO」
放送日時:毎週土曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/otoajito/

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