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ASIAN KUNG-FU GENERATIONが今のロックシーンに与えた影響とは

ASIAN KUNG-FU GENERATIONが今のロックシーンに与えた影響とは

J-WAVEで放送中の番組「SONAR MUSIC」(ナビゲーター:藤田琢己)。3月26日(月)のオンエアではemmaとのコンビでお届け! 週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていく「FEATURE TOPICS」のコーナーでは、3月28日(水)にベストアルバム第2弾「BEST HIT AKG 2 (2012-2018)」をリリースするASIAN KUNG-FU GENERATIONを取り上げました。

2000年代初頭、BLANKEY JET CITYやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT、NUMBER GIRLといったひとつの時代を築き上げた数々のバンドが解散という終止符を打ちました。そのバトンを引き継ぐかのようにデビューを果たしたロックバンドが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。

1996年に同じ大学の軽音サークルで知り合ったメンバーで結成。バンド名は「THEE MICHELLE GUN ELEPHANTみたいに英単語を3つ並べよう!」と思い決められました。

メンバーは、後藤正文(Vo&Gt)、喜多建介(Gt)、山田貴洋(Ba)、伊地知潔(Dr)の4人。大学卒業後、会社員になってからも横浜を中心にライブ活動を続け、少しずつ集客を増やすようになっていきました。

2002年には、バンドとして初の正式な音源となるミニアルバム「崩壊アンプリファー」をリリース。収録曲「遥か彼方」はテレビ東京系アニメ『NARUTO -ナルト-』の主題歌に起用され、当時アニメを観ていた若い世代を中心に、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの名前は大きく広がっていくことになりました。

2003年には「崩壊アンプリファー」がキューンミュージックから再リリースされ、メジャーデビューを果たします。この年はフジロックフェスティバルの新人ステージ「ROOKIE A GO-GO」、SUMMER SONICにも出演。そして彼らが主催するロックフェス「NANO-MUGEN FES.」もスタートしました。

さらにこの年の11月には、1stフルアルバム「君繋ファイブエム」がオリコンチャート初登場4位を記録。当時の彼らのサウンドの大きな特徴は、四つ打ち+オクターブギターを駆使した王道ロックナンバー。

この“四つ打ちロック”は、その後のロックシーンで耳にしない日はないほど定番化していくことになります。KANA-BOONやKEYTALK、フレデリック、キュウソネコカミなど、現在、第一線で活躍するロックバンドの多くがこのスタイルを取り入れています。そのことからも、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの功績の大きさがうかがえます。

そして2004年には、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの人気を決定づけるアルバム「ソルファ」をリリース。このアルバムは、バンド結成20周年を迎えた2016年に再レコーディング盤をリリースしたことでも話題になりました。

この日はASIAN KUNG-FU GENERATIONの初期を紹介してきました。次回は「アジカンのここがすごい!」をいろんな角度から検証します。

【2回目はこちら】「アジカンは、ロック界を盛り上げるヒーロー」その理由とは?

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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