音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
宇多田ヒカルや米津玄師のMVを手掛ける映像作家「自分のフェチからインスピレーションを…」

宇多田ヒカルや米津玄師のMVを手掛ける映像作家「自分のフェチからインスピレーションを…」

J-WAVEで放送中の番組「SEASONS」(ナビゲーター:マリエ)のワンコーナー「ESTEE LAUDER MAKE TOMORROW BEAUTIFUL」。3月24日(土)のオンエアでは、ゲストに映像作家・山田健人さんが登場。バンド・yahyelのVJとしても活躍する山田さんの仕事に対する思いについて伺いました。

■映像作家を始めたきっかけは対抗心?

水曜日のカンパネラ、米津玄師など、話題のアーティストのミュージックビデオを手がける山田さんは、昨年に宇多田ヒカルさんのMV「忘却 featuring KOHH」で、音楽アワード「MTV VMAJ 2017」の「ベスト・コラボレーション・ビデオ賞」を受賞。そして今月、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2018」にて「ベスト・ビデオ・ディレクター賞」を受賞するなど、目覚ましい活躍をみせています。映像作家を始めたきっかけは、なんだったのでしょうか?

山田:中学のときにプログラミングを始めて、そこからずっとものづくりをしていました。友だちから「パソコンに強いし映像もできそう」と言われて、「できるよ」と答えたことで、あれよあれよとハマってしまいました。対抗心というか、「できない」と言いたくなかったんです。

(中略)映像をやっているからこそ、音楽という表現がいいなと思うんです。(MVについては)音楽家の魂そのものが曲だけでできているので、「そこに映像をつける必然性とは何か?」ということを考えると、「音楽の世界に入っていくためのビデオ」ということを第一にしたいと。あくまで音楽のための映像なので。歌詞とか音像から想像するもので世界観をちょっとでも広げられればいいなと思っています。

■フェチからインスピレーションを得て……

山田さんが表現する独特でダークな世界観については、以下のように解説しました。

山田:基本的には冷たいものが表現として好きで、昼間に撮っても太陽が冷たく映るとか、単純に僕の好みです。自分のフェチからインスピレーションを持ってくる。「この絵をみたい」という衝動と曲のコンセプトが結びつかないといけないな、と思いながら撮っています。

■yahyelメンバーとは学生時代からのつながり

山田さんがyahyelのメンバーとして活動し始めた経緯について伺いました。

山田:メンバーは学生時代の友だちだったので、「yahyelのミュージックビデオを作ってほしい」という依頼があったんです。ライブをやるときにエレクトロの音楽がVJの表現をしやすいということもあって、「ちょっとやってみよう」と、なんだかんだ毎回やり続け、2年前にヨーロッパでライブをして、その頃からメンバーになっていましたね。「音楽集団なのに映像の人がいる」という色物っぽさをなるべく出さないように、「表現のレベルを上げなければ」と考えてやっています。

yahyelは、先日テキサス州オースティンで開催されたイベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」で、ライブを10日間で5回行うなど、活躍の場を世界に広げています。山田さんは「常に感謝とリスペクトを大切にしながら、ものづくりをしていきたいです」と語り、今後について「もっと自分らしい映像表現を求めて、映画なども視野に入れながら活動していきたいです」と抱負を明かしました。今後の山田さんの活躍にも注目してみてください。

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【番組情報】
番組名:「SEASONS」
放送日時:土曜 12時-15時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/seasons/

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