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「鼻セレブ」改名で売上が10倍に! ヒット商品、ネーミングの裏側

「鼻セレブ」改名で売上が10倍に! ヒット商品、ネーミングの裏側

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。3月26日(月)のオンエアでは、「鼻セレブやカレーメシも、「改名後」にヒットした商品たち」という『ダイヤモンド・オンライン』の記事に注目。CDIパートナーの占部伸一郎さんにお話を伺いました。


■「鼻」と「セレブ」…ミスマッチさがインパクトに

1996年発売当時は「ネピア モイスチャーティシュ」の商品名であまり浸透しなかった商品が、2004年に「鼻セレブ」に改名し、パッケージもフワフワの動物に変更すると10倍以上の売上に。

占部:パッと聞くとミスマッチでダサいというのもいいですね。「セレブって自ら言うか?」っていう。あとは実際に使うとやわらかいし気持ちいいし、鼻が痛くならないという商品力もヒットの理由だと思います。
寺岡:ネーミングってやっぱり大事なんですね。
占部:そうですね、ネーミングによってどのような商品かわかるし、覚えてもらわないといけないので、パッと思い出せるのが重要です。日清の「カレーメシ」も、最初は「カップカレーライス」という名前で、誰でも知っている「カップヌードル」に似せたデザインで派生商品として発売して評判になりました。一方で、「カレーとライスが混ざっているからカレーライスじゃない」というコメントも多くて、半年で商品名を「カレーメシ」に変えたんです。「食べてもらえばヒットする」ということで、全然違う商品にするために、アートディレクターに佐藤可士和さんを入れて、ブランディングをし直して。今はCMもバズって、商品として確立したかな、と思います。

その他にも占部さん的に「いつもネーミングがすごい」と絶賛するのが小林製薬。「熱さまシート」や「ブレスケア」「のどぬ~る」など、ネーミングに拘りがある会社として挙げていました。


■ポッキー、カルピス…海外だと名前が違う!

商品が海外に進出した場合、ネーミングが変更されることがあります。

占部:日本語でつけた名前が外国語だと変な意味にとられるケース。「ポッキー」はイスラム圏で「Poke/Pokey」から豚を連想させるので「ロッキー」にしたり、「ポケットモンスター」は英語では少し卑猥なニュアンスに取られるために「ポケモン」に、「カルピス」は「Cow Piss(牛のオシッコ)」という意味になるので「カルピコ」という違う名称で売られています。

他にもネーミングの裏側に迫る貴重な話がたくさん飛び出しました。ぜひradikoで聴いてみてください。

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【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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