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ロマンスカーの新制服は「子どもが憧れるような…」デザイナーが工夫を語る

ロマンスカーの新制服は「子どもが憧れるような…」デザイナーが工夫を語る

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「DIANA Shoes NEW LOOK」。4月22日(日)のオンエアでは、小田急電鉄・新型特急ロマンスカーの制服をデザインした、小篠ゆまさんに制作秘話をお訊きしました。

小篠さんの母は、「コシノ三姉妹」の長女・コシノヒロコさん。小篠さんは、これまでに大手企業や学校のユニフォームを数多く手がけています。今回デザインを担当したのは、ロマンスカーの乗務員と車内販売員の制服です。どちらも、車両カラーであるバーミリオンオレンジがポイントになっています。


■嬉しくて思わず小躍り

デザインの依頼がきた際は、嬉しくて小躍りするほどだったそう。そんな小篠さんにデザインのコンセプトを訊きました。

小篠:心の豊かさをキーワードに、ラグジュアリーで洗練されたデザインになるよう意識しました。バーミリオンオレンジを襟元や帽子、ネクタイなどにシャープなデザインとして使用。清潔感のある、明るいイメージのジャケットの襟元は、ナポレオンカラーをアレンジした立体的な襟を使用しました。




■子どもたちが憧れるようなユニフォームに

玄理:デザインをする前に、たくさんリサーチしますか?
小篠:社員の方々の声をたくさん聞きました。やはり、着用する人のモチベーションを上げないといけないので、企業の思い、着用される方々の思い、こういう風に見られたい、こういうところを工夫してほしいといった点を、クリアしながらデザインを入れていきました。
玄理:中でも心に残った意見はありましたか?
小篠:ロマンスカーの乗客は家族で行楽に行かれる方が多く、お子さんも多いので、みなさんにとって乗務員さんは憧れの存在で、写真を撮る人も多いんです。ロマンスカーの運転席は上のほうにあって、乗務員が降りるときは、車内からタラップのようなものを使って降りてくるんです。子どもたちだけでなく、大人からも見られているという意識があります。そのため「優しくて、子どもたちが憧れるようなユニフォームにしてほしい」という声がありました。

そのほか、高いポテンシャルで仕事ができるような工夫も施されています。

小篠:もちろん、吸水・速乾などの素材の機能性や、動きに対して型崩れせず、着心地がよく、ストレスフリーなこと。あとは、時刻表やペンなどを、シルエットを崩さず収納できる「見せない工夫」を内部にしました。

他にも、スタイルをよく見せるための工夫として、どんな体型の人でもウエストの位置が高く見えて、縦のラインがスラッと見えるような工夫も施していると話しました。

小篠さんは、今シーズンから「HIROKO KOSHINO」のディフュージョンブランド「HIROKO BIS」のクリエイティブディレクターを務めています。今月から小篠さんが自ら関東・関西のショップに出向いて、コンサルタントイベントをおこなっています。こちらも要チェック!

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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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