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元・大関、把瑠都「日本人とケンカしたらダメだ」と思った理由

元・大関、把瑠都「日本人とケンカしたらダメだ」と思った理由

J-WAVEで放送中の番組『ANA WORLD AIR CURRENT』(ナビゲーター:葉加瀬太郎)。4月7日(土)のオンエアでは、元・大関でタレントや格闘家として活躍する把瑠都さんが登場。生まれ故郷・エストニアのお話を伺いました。


■「日本人とケンカしたらダメ」と思っていた理由

把瑠都さんは1984年エストニア生まれ。2004年の5月場所でエストニア人初力士として土俵を踏み、異例のスピード出世を経て、2012年1月場所では幕内最高優勝を果たします。その後、ケガなどが原因で、2013年9月、28歳で相撲界を引退。現在は、タレント、俳優、格闘家、実業家として活躍中です。先日は、初の連続ドラマ出演として、NHK『弟の夫』でゲイ役を演じて話題になりました。

そんな把瑠都さんに、初来日したときの思い出や、日本のイメージについて訊きました。

把瑠都:初めて日本に来たのは、19歳のとき。小さい頃からサムライの映画をよく観てたので、飛行機を降りたら、刀を持ってる人が数人歩いてるんじゃないのかと思ってました。あと、柔道や空手もみんな強かったから、みんな格闘技をやってるんじゃないかと。「絶対仲よくしよう」と思ったんですよ。ケンカしたらダメだなと。


■高校3年生の把瑠都「いってきます。サムライのいるところに」

相撲界に入ったきっかけは……。

把瑠都:僕はもともとバスケットをやっていて、それあと柔道をはじめたんです。体が大きくなって身長も伸びたから体が重くて、バスケじゃダンクもできないんですよ。それで柔道をはじめて。柔道をやっていた先生が相撲好きで、本人はやったことないのに「相撲の練習をしよう」と。それでまわしをしめてやってみて、面白いなと。

高校3年生の夏には、相撲の大会がありました。

把瑠都:そこに日本からも学生の力士とコーチが来たんですよ。そのコーチに「いい体してるから、日本の相撲に入れば」って話しになって。それで2カ月後、飛行機のチケットが送られてきて。もう行くしかないって、お母さんに「いってきます。サムライのいるところに」と。日本語は「さよなら」と「げいしゃ」しか喋れなかった。


■エストニア人と日本人の共通点

では、故郷・エストニアはどんなところなのでしょうか?

把瑠都:バルト三国は似てるんですよ。山がなくて自然が多い。バルト海が近いから空気がおいしいし、緑が多い。僕は首都・タリンから、130キロメートル離れたロシアに近いところに住んでいて。タリンは都会ですね。旧市街があって、世界遺産になってるんだけど、毎年、世界遺産を見に来る人だけでも1500〜1600万人はいて。(中略)エストニア人は日本人と似ていて、普通にコミュニケーションをとるのは恥ずかしいんですけど、「飲みニケーション」になると、すごくしゃべるんです。

最後に、「把瑠都さんにとっての旅」について訊くと「今は旅行とか番組とかで旅しているから、相撲のときの巡業とは違う。会ったことがない人に会うことができる、本当の旅ですね」と話しました。これからの把瑠都さんにも注目です。

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【番組情報】
番組名:『ANA WORLD AIR CURRENT』
放送日時:土曜19時-19時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/

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