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メジャーデビュー20周年のKIRINJI・堀込高樹「ツアーよりも翌日の〇〇が悩み…」

メジャーデビュー20周年のKIRINJI・堀込高樹「ツアーよりも翌日の〇〇が悩み…」

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。6月24日(日)のオンエアでは、KIRINJIの堀込高樹さんと弓木英梨乃さんが登場。ニューアルバムの『愛をあるだけ、すべて』について訊きました。


■フェスに向けてテントを張る練習を…

堀込さんも弓木さんも、体に気を遣っていると言います。弓木さんは「最近体がたるんできたので筋トレはじめました」。堀込さんは「ジョギングをやばいなと思ったらやるようにして、あと体幹トレーニングをたまにですね」と話します。堀込さんは最近、息子に「フジロックに行きたい」と言われ……。

堀込:僕に「フェスに行こうよ」とか言ってくれる人が誰もいなかったから、行くかと。ツアーの最終日の翌日からなんですよ、厳しいから1日開けて、フジロックの2日目だけ。いろいろはじめてなんで。僕もテントに泊まるところのチケットを取ってしまって。
クリス:自分でテント張ったことあります?
堀込:こないだ公園でね、練習を(笑)。一番近い児童公園でやろうとしたら、「友だちに見つかったら恥ずかしいから、やめてくれ」と言われて、ちょっと離れたところに行ってやりました、頑張って。もうできますよ。あともやい結びだけマスターすれば。
クリス:ちなみに息子さんは誰を観たいんですか?
堀込:ケンドリック・ラマー、2日目なんですよね。
クリス:ケンドリック・ラマーはトリですよね。
堀込:だから頑張ってそれまで起きてないと駄目なんですよ。
クリス:高樹さんもフジロックはじめてなんですよね?
堀込:そうなんですよ(笑)。だからね、いろいろなことが不安で、ツアーのこと心配しなきゃ駄目なのに、そのあとの方が心配で……。「トイレどうすんのかな?」とか、食事がおいしいっていうけど、雨のとき、どこで食べるんですか?

その後もクリスにフジロックでの心得を訊ねる堀込さんでした。


■KIRINJIは「メロディとハーモニー」を大事にしてきた

そんな堀込さん率いるKIRINJIは、今年でデビュー20周年を迎えました。活動で大事にしてきたことを訊くと……。

堀込:メロディとハーモニーとか、そういうのを気に入って聴いてもらっていると思うので、そこは大事にしたいなと思っていますね。
クリス:最新アルバムの『愛をあるだけ、すべて』のタイトルは?
堀込:これはね、そんなに思いはこもってなくて。『時間がない』という曲の一番最後のフレーズがすごいキャッチーだったので、「これだろ」って感じでつけたんですね。聴いた人が「非常に愛のアルバムだね」と言ってくれるので、もしかしたら自分では気がつかないうちに、「愛のアルバムを作ってしまったのかな、俺は」と思っているんですけど。
クリス:今回、音的にこだわった部分は、何なんでしょう?
堀込:ダンサブルなアルバムが聴きたいと思って、非常に気持ちが上向きになるようなもの、でアゲアゲじゃないんだけど、リラックスして聴ける曲。テンポも125(BPM)前後のものが揃っているんですけど、リズムアレンジが違うので退屈にはならないふうに聴けるかなと思うんですけど。


■歌詞は「感情的な言葉を」

KIRINJI『愛をあるだけ、すべて』には、SANABAGUN.のトランペットとサックスのメンバーや、無期限活動休止前のCharisma.comなどがゲスト参加しています。ソロになったCharisma.comのいつかさんは、「今、着々と曲を作ってるみたいです。この前ラジオでご一緒していろいろ聞かせていただきました。歌もダンスもできますからね」とのこと。

クリス:リリック面で意識したことはありますか?
堀込:今回はリズムを前に出した曲で、楽しくノッているときにあまり観念的なこととか、難しい比喩が歌詞にのってると、曲の中にぐんと入っていけない気がして。よりわかりやすい言葉で感情を歌った言葉にしています。感情的な言葉がのったほうが、いいかなと思って、全体的にはそういう感じになってますね。
クリス:使い慣れた口語体というか使い慣れた言葉で。だからなのですかね、なんか「やばみ」とか今っぽいアラフィフの男が言わないような言葉が散りばめられてる気がするんですけど。
堀込:けっこう好きですね「○○み」というのは。
クリス:あれはいくつくらいの人が使う言葉なんですかね。
堀込:わからない、周りの人が使ってますけど。
クリス:弓木さんは使いますか?
弓木:私は使わなくて、新しい言葉とか高樹さんに全部教えてもらっていて。流行っているお笑い芸人とか。
堀込:「ラッスンゴレライ」教えたの僕ですからね。

クリス:弓木さんがメインボーカルをとる『After the Party』について、歌については?
弓木:今まで歌ったことがない感じの曲だったので、すごいゆるい感じとか譜割りとかも、ルーズな感じで。このアルバム、コーラスもたくさんやってるんですけど、高樹さんに「あまりかわいく歌わないでほしい。大人っぽく歌ってほしい」と全体的に言われていて、この曲も、自分が素で歌うともうちょっとかわいく聴こえちゃう歌い方になるんですけど、気持ちが出過ぎないようにと思って。あとは高樹さんの仮歌のお手本があったので、「こんなふうに歌えばKIRINJIっぽいんだな」と思って歌いましたね。
堀込:リズムがドラムはタイトなんですけど、ギターとかベースとかがズレていて、それに合わせてボーカルもチャキチャキ歌わずにというようなことをリクエストしました。

後半は、番組があらかじめ用意したポンポンボックスの質問に、ランダムに答えていただきました。

Q:最近食べたおいしかったものは?

堀込:浜松でプロモーションに行ったときに、うなぎを食べさせていただきました。おいしかったですね、駅前のお店なんですけど、新幹線の時間があるというのを把握してくれて「何時まで出せばいいですか? 36分の新幹線。じゃあ30分にここ出ればいいわね」と伝票に書いてるんです。他のテーブルでも「おたく様は何分ですか?」と手慣れてて、感心しましたね。
クリス:それは十分堪能して、がっついて食べることもなくいただきましたか?
堀込:ついついがっついてしまいますね、うなぎ久しぶりだったので。絶滅危惧種だと思って食べたら本当にありがたみが増します。

KIRINJIはニューアルバムを引っさげ、来月から全国ツアー『KIRINJI TOUR 2018』を開催します。東京は7月25日(水)、26日(木)渋谷クラブクアトロで行われますが、すでにソールドアウトとのこと。堀込さんは、「非常にグルービーな曲をたくさん演奏するので足腰を鍛えてきてほしいです」とコメントしていました。

その他にも8月31日(金)には池上本門寺 野外特設ステージで行われる『Slow LIVE ’18 in 池上本門寺』に出演します。詳細はオフィシャルサイトをチェックしてください!
今後の活動について堀込さんは「なるべく数多く作りたい、自分がフレッシュな気持ちで音楽に迎えるよな環境を整えてコンスタントに作品を発表したい」と語っていました。

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【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

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