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りゅうちぇる、息子の名前「リンク」にキラキラネームという批判も…どんな思いを込めたのか?

りゅうちぇる、息子の名前「リンク」にキラキラネームという批判も…どんな思いを込めたのか?

J-WAVEで放送中の番組『SUNRISE FUNRISE』(ナビゲーター:レイチェル・チャン)のワンコーナー「FUTURE DESIGNERS」。8月26日(日)のオンエアでは、りゅうちぇるさんをお迎えし、お子さんが生まれてからの生活や、これまでの自分らしさを貫いてきた価値観についてお伺いしました。


■子どもと接するぺこを見て「また恋をする」

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先月ぺこさんとの間にお子さんのリンクくんが生まれたばかりのりゅうちぇるさん。まずは日々の暮らしについて訊きました。

りゅうちぇる:ぺこりんとリンク、「ふたりの笑顔をこれからずっと僕は何があっても守っていかないといけないな」と思うようになって、お仕事への向き合い方も変わってきました。
レイチェル:初めてのことばかりで、ワクワクもあると思いますが、大変だなと感じることは? おしめをかえたりするのでしょうか。
りゅうちぇる:そういうこともしますし、夜泣きとかもぺこりんがすごく大変そうですね。本当に2時間しか寝てない、みたいな。ものすごく頑張ってくれていて、リンクに接しているママになったぺこりんを見て、また恋するというか、好きな気持ちが日に日に膨らんでいくし、リンクの愛も膨らんでいく日々で幸せです。
レイチェル:役割分担はどうしていますか。
りゅうちぇる:役割分担をすると、僕たちは「これやってない、あれやってない」となるので、できる人がやるという感じで。基本は僕ですね。ぺこりんは時間があるときは睡眠を優先してもらって、料理とか僕がするようになりました。
レイチェル:忙しいなか、どんなのものを作るんですか?
りゅうちぇる:おっぱいをあげているのでお米を食べたほうがいいので、お米を中心としたご飯と野菜を使ったメニューを、超男料理だけど作りますね。
レイチェル:「パパになってもこれは変わらないよ」というのはどこですか?
りゅうちぇる:「普通は」ということを気にして、「ママとパパになったから黒髪にして、ママは育児が大変だからショートカットにバッサリ切っちゃおう、みたいなことは絶対にしないでおこうね」と言っていて。子どもができてママとパパになって、おじいちゃんとおばあちゃんになっても、僕たちらしく可愛く金髪でいようね、というのはすごくありました。子どもができたら夫婦のコミュニケーションが減っちゃうという声もあったんですけど、僕たちのSNSに「そういう声もあるけど、夫婦の会話は作るものだよ」というコメントもきて、「確かに」と思いました。

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■「キラキラネーム」という揶揄をポジティブに跳ね返す



りゅうちぇるさんは、RYUCHELL名義で新曲『Link』を発表しました。当初, 別の曲を制作していたものの、作詞作曲のヒャダインさんがリンクくんの誕生にあわせて「今だから歌える歌があるんじゃないか」と提案し、生まれた曲だそうです。

りゅうちぇる:僕たちの家族にとどまるだけの歌じゃなくて、みんなが大好きな子どもの歌だったり、ちょっと怒ったら怖いけどいつも優しいママやパパのこととか、私を生んでくれたときにこんなことを思ってくれたのかなとか、いろいろな目線角度で聴ける曲なんじゃないかなと思います。

お子さんにつけた「リンク」という名前は、『ハイスクール・ミュージカル』のザック・エフロンに憧れていたりゅうちぇるさんが、次にザックが演じたミュージカル映画『ヘアスプレー』で演じた役の名前でした。

りゅうちぇる:小学校6年生のときにお母さんとお姉ちゃんと映画館に行ったんです。そうしたら本当に感動して。当時は小学校6年生で、「キラキラした映画だな」と感動したんですけど、年を重ねて観るうちにだんだん印象が変わる映画で。人種差別のことなどが背景にあったり、人の中身をみて人を判断するべきだというような映画の内容もあって。そんななか、ぺこりんと出会って、ぺこりんも『ヘアスプレー』を観ていて、「もしいつか結婚したら、男の子が生まれたらリンクがいいね」と話していたんです。
レイチェル:決めていたんですか。
りゅうちぇる:リンクという役柄は、最初は人からみられる目を気にしていて。一緒にいる女の子も決めていたんだけど、トレーシーというおデブちゃんの女の子に恋をして、人の中身をみてしっかり愛して、誰に何を思われようとしっかりきれいな愛を選べるような男の子に変わっていくんです。僕やぺこりんも髪型や服装で決めつけられがちだけど、人の中身をみて愛せる子になってほしいなという気持ちを込めてつけました。

リンクと名付けたときには世の中で批判がありました、『Link』という曲は、悔しい気持ちだったりゅうちぇるさんを救ってくれたといいます。

りゅうちぇる:名前をつけたときも「キラキラネーム」だと批判もあって、悔しくて。ヒャダインさんが僕たちが批判されている姿をみて、歌詞のワードに「キラキラキラ」といったワードを入れてくださって。僕たちはキラキラというのがすごくネガティブなイメージだったけど、「そんなことはない、リンクというのは愛のある名前なんだぞ」と。ポジティブにキラキラを返していこうと、このワードを入れてくださったんです。それを聞いたときに、本当にありがたいなと、すごく救われた気持ちでいっぱいになりました。


■自分を偽った時期もあった

今の自分らしく生きるりゅうちぇるさんになるまでの道のり、それまでは「人と同じじゃいけない」とけっこう悩んだ時期もあったといいます。

りゅうちぇる:小さいときからすごく可愛いものが大好きで、男の子だけどメイクとかに興味があって。自分のなかで人と違うなという感覚はあって、自分を偽った時期もあるんです。自分を偽ることによって偽りの友だちができるんですよ。偽りの仲間ができて自分が誰だかわからなくなって、それがイヤになってもっと自分を出せる場所、原宿に行ったんです。
レイチェル:それを変えてくれたきっかけは何だったんですか?
りゅうちぇる:自分の居場所がないんじゃなくて「ここに自分の居場所がないんだ」と僕は思って、SNSで自分の自撮りとか、コーデや考えやメイクをあげて、自分の居場所をSNSとかに作ったんです。そこからみんなに「可愛いね」と言ってもらえたり、会ったこともない人だけど、そういう人の意見もすごくうれしくて、自信になって僕の個性をわかってくれる人もいると思い原宿に行こうとつながったし。それからテレビに出て、出たら出たで「ビジネスカップルとか、本当は付き合ってないでしょうとか」結婚してもビジネス婚と言われて、でも子どもができたときに、そんな声は聞こえなくなって。自分のスタイルを続けていけば、みんな信じてくれるし、続ければ文化になるんです。地元にいたときに、ヘアバンしてカラータイツをはいて、チークするとみんなバカにしたけど、今はそのファッションをしていたら「りゅうちぇるだ」とすぐわかるし、続けていけば形になるから続けていこう、というのは何に対してもありますね。

ぺこさんと出会えたことを「本当にラッキーだった」と同時に「自分らしくい続けたからこそ出会えた」と語るりゅうちぇるさん。未来に向けて、このように期待を込めました。

りゅうちぇる:今の社会、まだまだ変わっていない現状もあると思います。自分を出せないのであれば、自分を出せそうな場所に行くことは逃げじゃないし、みんなが認めてあげられる社会が難しければ、自分が認められる場所を見つけて行ってもいいと思う。そういう場所が増えて広がっていくといいなと思います。

より強い意思とともの自分らしさを貫くりゅうちぇるさん。今後の活躍にも注目です!

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【番組情報】
番組名:『SUNRISE FUNRISE』
放送日時:毎週日曜6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sunrise/

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