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“コインロッカー難民”を救う新サービス! スマホで予約ができる「ecbo cloak」が便利!

“コインロッカー難民”を救う新サービス! スマホで予約ができる「ecbo cloak」が便利!

J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。9月15日(土)のオンエアでは、コインロッカーに革命を起こす「ecbo」の工藤慎一さんが登場。世界初の手荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」の誕生秘話や、“0から1を生み出す”ことの苦悩と喜びについて、お話を伺いました。


■ある出来事から生まれた「ecbo cloak」

スマートフォンで予約ができて、カフェやお店の空きスペースに預けられる新しいシェアリングサービス「ecbo cloak」。立ち上げたきっかけは、なんだったのでしょうか。

工藤:僕が2年前に渋谷を歩いてた際、外国人に「スーツケースの入るコインロッカーが見つからない」と声をかけられました。そこで40分かけて一緒に探してもコインロッカーが見つからなかったんです。よくよく調べてみると、実は渋谷のコインロッカーは1400個しかなくて、そのうちスーツケースの入るコインロッカーは、約90個だけでした。そこにちょっとビックリして、「 “コインロッカー難民”がいるんじゃないか?」という課題意識から生まれました。


■新規設置が難しいコインロッカー

そこから工藤さんはコインロッカーについてリサーチし、「ecbo cloak」を思いつきました。

工藤:日本全国のコインロッカーの歴史であったり、数を調べました。そもそもコインロッカーは、1964年のオリンピックの年に新宿駅で初めて誕生しました。そこからどんどん数を増やしていき、現時点で日本全国22万個のコインロッカーがあります。一方でニーズがどんどん高まっており、実際に必要なコインロッカーの数は、もう30万個なんですよね。最初「ecbo cloak」を作るときも、僕自身「もっとコインロッカーを設置すればいいじゃないか」と考えたのですが、コインロッカーだとそもそもどこにあるかわからないのと予約ができません。設置できる土地も駅前は本当に不足していて、22万個がマックスなんです。そういった背景があり「ecbo cloak」が誕生しました。


■言葉の壁を感じさせないシステム

コインロッカーではなく、カフェや漫画喫茶といった既存店舗の空きスペースで荷物の一時預かりをしてくれる「ecbo cloak」。海外からの観光客も想定し、言葉の壁を越える工夫がなされています。

工藤:マップ上で預けたい地域を検索して、そこで預けられる場所を選び、日程と荷物の個数を選んで予約をします。当日に店舗様のほうで荷物の写真を撮っていただく。その写真が預り証明書となって、荷物をとりに行くときに、お互いに言語が通じなくても、荷物の写真を見せるだけで、簡単に荷物が引き取れる。そういった流れになっています。たとえば、郵便局やカフェであったり、TSUTAYAさんとか、そういうところと組んで一緒にやってますね。


■“コインロッカー難民”をなくすため

こうした画期的サービスでありながらも、提供を開始するまでには新規サービスゆえの苦難があったそうです。

工藤:個人的にはメリットのある、みんなが“Win-Win”になるようなサービスと思い、はじめはさまざまな店舗に営業に行きました。しかし、まだ始まっていないサービスに対しての不信感がありました。そのハードルをどう越えていったかというと、「自分たちがこういう世界を作りたいんだ」、「毎日17.6万人いる“コインロッカー難民”を0にするために、ぜひ協力してほしい」と、そういった情熱を持って1軒ずつまわったら、1店舗ずつ、ひとりひとりのオーナーに共感していただき、サービスが始まりました。その人にとって欲していたものでも、言語化できなかったもの、形として提供できなかったものが絶対にあると思います。それをその人以上に考えて、それを「こういうものですか?」と何回も繰り返して提供していく。これがカチッとはまったときに、初めて0から1が生まれるのかなと考えています。ですので、“1を提供できたときの喜び”を自分たちは知っているので、今後も繰り返しそういうのを提供していきたいなと考えています。


■東京から世界へ

コインロッカー不足を補うべく、1万店舗で利用可能にすることを目標にしているという「ecbo cloak」。将来的には世界の主要500都市で利用できるようにしたいと工藤さんは話します。

工藤:前のオリンピックでは、コインロッカーが日本で初めて誕生しました。次のオリンピックは、前のイノベーションのコインロッカーと一緒に、次のイノベーションの「ecbo cloak」をみなさんに知ってもらい、来ていただいた世界中の人に「こんな便利なサービスが日本にあるんだ」ということをしっかりと知ってもらうために、頑張らないといけないですね。

「ecbo cloak」の預かり料金は一律で、バッグサイズが1日300円、スーツケースサイズが1日600円で、最大10日間まで利用できます。旅先などで荷物の預け先に困っている場合など、ぜひ利用してみてください。

【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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