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松居大悟、主宰の劇団・ゴジゲンを結成した理由は「寂しくて」

松居大悟、主宰の劇団・ゴジゲンを結成した理由は「寂しくて」

J-WAVEで放送中の番組『JUMP OVER』(ナビゲーター:松居大悟)。9月23日(日)の放送では、松居主宰の劇団「ゴジゲン」の目次立樹さん、本折最強さとしさんがゲストに登場! 「劇団結成10年」をテーマに語り合いました。


■松居大悟と目次立樹の出会い

まず、「なぜ演劇を選んだのか」を目次さんに訊きました。

目次:僕が高校時代に好きだったのが中島美嘉さんで、そのときに中島さんがドラマ『傷だらけのラブソング』(フジテレビ)に出てらっしゃったんです。それで、「いつか共演したいな」と、そんなピュアなとこもありました。ちょっと演技に対して興味もあったんですよ。
松居:僕は目次と同期なんです。俺は、中高男子校で、漫画とか描いてる奴だったから、(通っていた)慶應義塾大学の明るい雰囲気に馴染めずにいました。演劇サークルって暗くて、コールもなければ、みんなボソボソと人の悪口を言ってるみたいな。居心地いいなと思って入って、「新人公演っていうのがあるから役者でやんない?」って言われて、「やります」って。俺と同じような奴らがいて、みんなでボソボソしゃべってたら、「遅れてすいません!」って体のでっかいロン毛の目つきの悪い男が睨んできたんですけど、それが目次だったの。

目次さんは、「それまで何をしても続かなかったのに演劇だけは続いている」とのこと。本折さんは、専門学校で演技を勉強したものの嫌になり、大学に入り直したところ、専門学校時代の友人が始めた劇団に誘われ、大学卒業と同時に参加したと明かしました。


■「ゴジゲン」を休止した理由

松居と目次さんがサークル卒業と同時に旗揚げた「ゴジゲン」は、「みんなが辞めるのが寂しくて『もうちょっとやろうよ』という気持ちで始めた」と松居は言います。「10年も続くと思っていなかった」とも。目次さんは、どんな気持ちで参加したのでしょうか?

目次:もともと就活する気はなかった。当時、僕が大好きだったのが松田優作さんだから、熱く生きることにしか興味がなかったんです。就活か俳優かでいったら「俳優でしょ」みたいな感じ。そんなときに、たまたま松居くんが劇団を立ち上げて、お誘いが来たんです。やる気はあったんですけど、ちょっと楽をしたいじゃないですか。だから松居に乗っかる感じだったんじゃないかなと思いますよ。
本折:自分ひとりでは俳優っていう道に踏み出せなかったかもしれない。
目次:意気地なしではあったと思います。

しかし、目次さんは7年前に「辞める」と言い出したそうで……。

松居:俺が、目次だったり参加者を傷つけてしまって、目次が「限界だ。『ゴジゲン』辞める」って言ったので、「それなら『ゴジゲン』をやる必要がなくなっちゃうから休止にしよう」って言いました。目次が辞めるのを止めるために、「ゴジゲン」を休止したんです。その後、3年くらい経って「みんなとやってみたいな」と思って、また俺が目次に連絡して、なんとなくまた続きを出したみたいな感じです。


■「ゴジゲン」のよさとは?

一方、本折さんは、劇団をふたつ辞めて「ゴジゲン」に参加したと言います。なぜ「ゴジゲン」を選んだのでしょうか?

本折:所属してることが苦しいなって思ったんです。「所属」ってことに、こだわりっていうか、囚われてしまう自分が嫌だなというところがありました。それで1回劇団を辞めたときに、「もう2度と所属はすまい」と思っていたわけですよ。それでも「ゴジゲン」に所属した一番の理由は、「何も目指してない」っていうこと。
松居:「ゴジゲン」は目標がないからね(笑)。
本折:目標がないところがよかった。

「ゴジゲン」の歴史が垣間見えるオンエアとなりました。「ゴジゲン」は10月から『君が君で君で君を君を君を』をします。詳しくは公式サイトをチェックしてください。

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【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/

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